特段の事情がなければ、学校は行ったほうがいいに決まっています。

行かないほうがいいなんて、私の中の思想にはありません。私は息子が小学生のときにPTAの会長をさせていただいていました。会長と言っても田舎の小さな小学校だったので、会員数も少なくしかもみなさん協力的で温かく、巷によくあるようなPTAのドロドロは一切ありませんでした。そこで改めて実感したのは、日本の学校の素晴らしさです。学校(先生)ってこんなこともやってくれているんだ、あんなことも、こんなことも。これは行かせないと損だわね、と思いました。あれもこれもと学校に詰め込みすぎたのは教員の忙しさなどの問題もあるので、考えなくてはならないところもあるとも思いますが、「子供のためにはこれもやったほうがいい」と付け加えられていった結果がこの状況になったのでしょう。

 

高校は小中学校とは違いますが、やはり素晴らしい場所です。適応できていれば。

私は、今回娘には「行けなければ行かなくていい」という態度を終始一貫して取りました。口だけはそう言って態度(本心)ではそうではないダブルバインドではなく、心の底からそう思ってそう示したので、娘は安心したのでしょうか、悩みながらも元気でした。心の底からというのは、学校へ行けないということを私が認めないと、それが現実問題としてできない娘はそれを私が認めるまで苦しみながら引きこもっていくだけだと思ったからです。

 

私の大好きな曲です。2019年、ほろ苦い気持ちで何度も聞きました。

 

ととのうみすと