親としては壮絶な受験を経て第一志望である大学に合格し進学した息子ですが…

 

今日娘との会話で、娘は、息子の大学への進学を今のところ志望しているのですが、地元国立○○大学はどうかという話になって…

私「○○大学もいい大学だけどね、☆☆大学見ちゃうとね、やっぱり☆☆大学いいな〜てなるよそりゃ。もう正直全然違う。」

私はその地元国立○○大学出身で母校なので、本当にそう思ったので言いました。

息子「そんなこと言って、○○大学行くことになったらどうするの?」

私「だから、○○大学も素晴らしいって。でもやっぱり実際色々知っての実感。そりゃ、行けないかもって言うのはそうだけどそれなら○○大学だって行けるのが確実じゃないし、そもそも第一志望に行ける人のほうが少なくて、そうなったらみんなそういう想いを抱えて行くものなのよ、それでもいいのよ」

それからどういう流れでそうなったのか、忘れましたが、息子がもし前期に今の大学に受かってなかったら、という話になって、そこで、「後期で○○大学受けて、受かったら行っていたと思う」と言いました。

 

え〜〜〜!!

私が散々、受かった私立大学と、地元国立○○大学だったらどちらがいい?(共通テストの有無、科目数も違いますので単純比較はできませんが、偏差値だけだと15違います)」と聞いたら、私立のほうに行きたい、と言ったので、もう本当に毎日食事も細るほど悩んだのに、(特にお金の工面をどうするか)、そうなの?!って。

 

だから、前期で☆☆大学に受からなかったら、もう後期は受けずに私立大学のほうへ行かせなければならないと思って毎日毎日苦しかったのです。遠方で首都圏で、塾の先生から学費や生活費で2000万円は覚悟しなければならないと言われて、院進まで考えたら自分で安く見積もっても1800万円くらいは必要になりそうだということで、なんとか工面する手立ては考えて、、、口には絶対出しませんでしたが、こんなことならはじめから安全圏の○○大学にしておけばよかったのかもって、何度も思いました。でも、受かるかもしれない、受けたい、という大学、受けるの駄目とは言えなかったんですよね。

 

結局前期で力を出し切った息子は、前期試験のあとはしばらく腑抜けのようになって、一応用意した○○大学後期用の赤本はほとんど手つかずのままでした。後期は試験科目が一番の得意科目一教科だけだったので自信があったのかも知れませんが、実際前期不合格だったらショックでもういい、と後期は受けずに私立のほうに行くことにするのだろうと思っていました。(一応学校からは、前期だめだったら後期受けてねとは言われていましたが)

 

前期で合格できたときには、それはそれは喜び感動しました。でも安堵のほうが大きかったかも知れません。今だから言えるのかも知れませんが、息子の受験は、結局1800万円かかるかもという覚悟で私立を確保したこと、それが自信と安心となって(もしだめでもそこがある、後期もある。特に高校受験で失敗している息子には、私立W大学に合格しているということが大きな自信となった)前期試験でよいパフォーマンスが出せたということもあったのかも思います。しかしそれで心をすり減らし消耗した後遺症が、正直、私にはまだ抜けません。受験シーズン、そのときの苦しさが蘇るので、あまり関連したニュースや話題に触れないように、過ごそうと思っています。