アスクレピオン遺跡

トルコ西部の都市ベルガマ(古代都市ペルガモン)にある遺跡。古代ギリシャの医術の神アスクレピオスの聖域であり、治療院、劇場、図書館などがあったと考えられている。




この写真に施されているヘビの姿は、医療のシンボルです。


アスクレピオスがいつもヘビが巻きついた杖を持っていたことから、その杖が医学の象徴となり、現在は世界保健機構(WHO)でも採用され、ヘビと杖は国際的に共通のものになりました。














野外音楽場での音楽療法や談話室、足つぼマッサージになら小石を敷き詰めた部屋、泥風呂などが完備されていたそう。上階の部屋からは医師たちが、患者の様子を観察?視聴できる穴があったそうです。


今回色々観た遺跡の中で、私はここが存在意義的に、一番印象に残っています。

しかし、この医療センターには「死はこの門を入るべからず」という治癒100%を目指すというモットーがあり、回復する見込みのない人は受け入れられなかったです。


精神を病んだ人を受け入れる施設が2000年も前に作られていたというのが、驚きでした。

今の世の中でさえ、精神病患者に関しては、社会にすんなり受け入れられていないと思うので。





アクロポリス遺跡


ペルガマのアクロポリス遺跡は標高335メートルの丘の上にあり、一群の建造物で構成されています。山頂に宮殿、トラヤヌス神殿(ローマ時代のもの)、アテーナー神殿、劇場、ゼウスの大祭壇、アゴラ、図書館、武器庫の遺跡があります。出土品の大半はドイツベルリンのペルガモン博物館の内部に復原・展示されており、往時の雄姿を再現しています。結果的にはドイツに持って行かれてしっかり保管されたので良かったかもしれません。アクロポリス遺跡には白い大理石の円柱が復原されています。さすがドイツも大きな野外劇場は持って行けなかったので現場に残っています。アッタロス朝では本の作成が盛んで、紙の材料のパピルスをエジプトから輸入していたが、エジプトがパピルスを輸出禁止にした為、羊皮紙を開発した。0.4mmの薄さで、丈夫です。現在は洋服生地に活用し、軽くて丈夫な点を活かしています。布地の洋服より高価です。