今夜は食事の時に、野村萬斎の狂言を夏に見に行かないかという話やら映画の話から、精神病の話に発展していって、

三女の知人のお姉さんが統合失調症だと聞いたところで、もう、再鑑賞したくてたまらなくなったのが、クローネンバーグ監督、レイフ・ファインズ主演の「スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする」!

大好きな作品で、記録に残しておきたいほど力入れて当時参加していたYahoo掲示板のあるスレッドにレヴューを書いたんだけれど、同じことは2度は書けない…と思う。でもとにかくもう一度観たい。

ご覧になった方いらっしゃいますか?


Wikipediaのあらすじなどを読んでも、展開の想像がつかないと思うけれど、虚実入り混じったストーリーと、映し出される映像が、さすがクローネンバーグ監督という感じ、レイフ・ファインズ演じる社会復帰を目指して戻った生活の中での統合失調者をよく演じきっていたなと思う。

導入部分だけ抜粋して貼り付けたけれど、母親、父親、最後の割れた鏡だったかガラスだったかのひび割れの形が蜘蛛の巣のようになっていたのを覚えている。

最終的に個人的に持った決定的な印象がエディプス・コンプレックスだったように覚えている。


近いうちに見直そう。

観られる配信にはないみたいだから、DVD借りないとね。



ロンドンのとある駅に降り立った一人の男・デニス。彼は精神療養施設を退院させられ、20年ぶりに故郷へ戻ってきたのだ。社会復帰ができるまで患者を預かるという施設で、ウィルキンソン夫人に迎えられ、さっそく部屋をあてがわれたデニスは鞄の中から1冊のノートを取り出す。これには彼の陰惨な過去が書き綴られていた

(Filmarksより)


統合失調症を抱えたデニスは、社会復帰のため、ウィルキンソン夫人の家に世話になることになり、少年時代の思い出について書いていった。

少年時代、デニスは蜘蛛の話が大好きで、スパイダーとあだ名されていた。一方で彼の父はパブに足しげく通い、そこで知り合った娼婦と不倫関係に陥っていった。(Wikipediaのストーリーから)



ところで、「怪物」を観たんだけれど、感想が書きにくいというか、一部、わかってないところがあるし、クィア・パルムというのもどうなんだか… 第一、そんな賞を作ること自体、差別的なんでは?とも思うんですが。私はそんな賞をとったことを知らずに見て良かったと思うから、そんなジャンルわけ先にして先入観持たせて欲しくないのでは?まだ観てない人はね。


「リボルバー・リリー」は観ながら、ダメ出しが口をついて出てきそうなくらい、最初の三分の一はあまり出来の良くない作品だけど、まあ残りも観てみようかな。


とまあ、こんな一日でした。

❤︎