バブルが始まって盛衰していった間に、デザイナーたちも色々と転身していったのだろうと思う。


デザイナーブランドを着たりはしなかったけれど、BIGIという名前は知っていて、今私が遅ればせながらファンになったのが今はロンドンに拠点を移しているマチコジントさん。


ロンドンと青山にあるブティックで、ファーストラインの商品を売っている。

それがそれがだ!ショップチャンネルにセカンドラインとして、私でも買えるリーズナブルな価格でお洋服を提供してくれていて、年に何回かショーがある。


今回、1日を通して、1950年代から未来へと続くファッションを様々なデザイナーがテーマを決めて見せてくれた。

ランウェイを歩くモデルたちの写し方がいつもと違って映画の画面のようだった。


色の魔術師と言われていているマチコさん。

とても綺麗な色使いのワンピースが出た時には今までも買っていた。

私は地味に映るアースカラーとかナチュラルカラーが今ひとつ似合わないので、一般的に人が敬遠するかもしれないマゼンタとかレッドとかオレンジとか、夏ならすごく明るい黄緑も着る。色にとても刺激を受けて、気分が高揚する。

あ、でも普段は大体ジーンズやパンツにTシャツが家着です。特殊に奇抜なデザインの服は着ません。


今回1960年代風を担当したマチコさんのワンピースやシャツやパンツやベストなど欲しいものが他にもあったけれど、長袖のニットがモンドリアンを基調としてアレンジしたものだったので、それ1点だけ買うことにした。

ピエト・モンドリアンのコンポジションはとても好きなので、15年くらい前に、私が普段使っている店で、 その「赤、黄及び青のコンポジション」風なアレンジのノースリーブのややミニワンピースを見つけて、欲しかったけれど、あまりに細身でピタッとしていたので買うのを諦めた。


そして、今回、マチコジントさんが、お作りになったニットは以下の2色。

もちろんモンドリアンのデザインをそのままパクって使うことは出来ないから、それ風という控えめなものではあるけれど…


人気があったのは、ブルーの方。

背面は模様は入っていません。

ブルー系はブルー、ホワイト系はホワイトです。



お写真はマチコさん本人。

25才のお嬢様がいらっしゃるそう。

日本での全盛期のお若い頃はすごく綺麗でチャーミングだった。

今はちょっとキツそう?怖そう?冷たそう?

私はこういうタイプの人が大好きなので、ファッションとライフスタイルのマチコさんの本まで買ってある。


もう一色はホワイトベース。



夫は顔をしかめたけど、私の性格からしたら迷わず下のマチコレッドが肩にくるホワイトの方。

これはジャガードなので編み地はしっかりしているはず。(まだ届いてない)


ピンストライプの入ったチャコールのパンツも買いたかったけど、まぁ、それは家にある黒いパンツで代用しておこう。


絵を家に飾る代わりに、着て歩こう。

長く着たいから、大切に扱おうと思う。


次に東京かロンドンに行く機会があれば、マチコジントのブティックを是非訪れたい。


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