昨夜日本時間10時に始まった決勝は、
スペインのラファエル・ナダル(36)
vs
ノルウェーのキャスパー・ルード(23)
ボロボロの左脚を取り替えられるなら、
今回のローランギャロスで負けてもいいとさえ言っていたほど、クレイの前哨戦では全くタイトルを取れなかったナダル。
ローランギャロスで14勝目…
またか、って思う方々もいるかもしれないけれど、テニストーナメントを長年続けるのは過酷な生活で、プレイヤーたちは怪我や不調と闘いながら続けている。
ナダルはコートマナーも良いし,人格もよく、多くの人々の尊敬を集める存在になった。
今回はクウォーター・ファイナルでジョコヴィッチを破り、脅威のアレクサンダー・ズベレフの怪我での途中棄権で、
優勝戦は、なんと、マヨルカのナダル・アカデミーで練習を積んだルードとの師弟決戦となった。
クレイキングのナダルといえども、試合が長引くと、23才の若さの体力に対抗できるのかと、始まる前は少し心配したけれど、ルードは健闘虚しく、6-3 6-3 6-0でナダルに敗れた。
でも本人も、ローランギャロスの決勝でナダルと初対戦というのは選手冥利に尽きると思ったのではないだろうか。
スコアで見るほど力の差はないと思うが、やはり何度もグランドスラムを戦った経験もあって、ナダルはほぼ終始優勢であった。
しかし、赤土の継承者として、ルードは今季クレイでは、誰よりも勝率が高かったし、ナダルの後継者になっていくのかもしれない。
本当に、今回が最後のローランギャロスになっても不思議はないと言われていたラファだけに、優勝には心から賞賛をおくりたい。
ローランギャロスでの14回目の優勝
おめでとう!
そして、単独1位 22回目のグランドスラム優勝
おめでとう!