1968年8月、シカゴでベトナム戦争に反対する大規模なデモが行われ、警官隊と衝突する事態に発展、その責任を問われ首謀者とされた7人が逮捕・起訴され、全米中の注目を集める裁判が行われた。
本作は“シカゴ・セブン”と呼ばれた彼らを待ち受けていた悪名高い裁判の行方を、脚本を手掛けたアーロン・ソーキン自ら監督も務めて映画化したNetflix映画。
出演はサシャ・バロン・コーエン、エディ・レッドメイン、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、マイケル・キートン、マーク・ライランス。
Netflixでの配信に先立ち、一部劇場でも上映。



感想

一番頭にきたのは、この裁判の判事ですな!
フランク・ランジェラの憎たらしいこと!
意地悪、不公平、偏見まみれ。
あんなあり得ないような判事が事実いたのですね。

裁判の答弁に、実際の有様の画像を入れ込んだり、休廷中の様子や、被告7人の事務所の様子を挿入して、
平坦な裁判劇にならない構成が良かったです。

7人の弁護士役マーク・ライランスが髪の毛あって、しかも伸ばしていて、おかしかったですが、やはり好きな俳優ですわ。良い弁護士でした。
意外とまともで、見応えのあったのがサシャ・バロン・コーエン。一瞬別人かと思ってしまいました。
ヒッピー風な外見ではありましたが…
最初から偏向裁判で、あれじゃあ陪審員も判事には好感持てませんわね。
久々に見た検事役のジョセフ・ゴードン=レヴィットが、最初から公正な人だとわかるけれど、検事としての立場で正しく仕事をこなしているのが、実は苦しかったんではないだろうかと思えました。

どんな判事に当たるかで、裁判は大きく影響されますね。ドラマでも裁判ものは好きで良く見ていますが、こちら時間内にテンポよく展開させる脚本も良かったと思います。
無駄がなさすぎて、若干しんどかったですが。
こんな時字幕なしで理解できると画面に集中できるのになと、残念に思います。

Netflixにて鑑賞しました。

劇場でご覧になった方、羨ましいです。

❤︎