0702 高山なおみ「食べる私の生活」 | 文学つぶやきアーカイブスPART2

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その日手に取った本の、印象に残った文章を書き留めています

ここに越してきたばかりのころ、夕暮どきに街を歩いていると、ふと途方に暮れることがあった。「私はどうして、ここにいるんだっけ…」(中略)ひとりになった私は生まれて初めて、誰かのために何かをするって、なんて豊かなことだったんだろうと気づいた。(高山なおみ「食べる私の生活」「dancyu4月号」プレジデント社)