0518 洲之内徹「海老原喜之助「ポアソニエール」」 | 文学つぶやきアーカイブスPART2

文学つぶやきアーカイブスPART2

その日手に取った本の、印象に残った文章を書き留めています

その「ポアソニエール」は一枚の紙に印刷された複製でしかなかったが、それでもこういう絵を独りの人間の生きた手が創り出したのだと思うと不思議に力が湧いてくる。(中略)他のことは疑ってみることもできるが、美しいものが美しいという事実だけは疑いようがない。(洲之内徹「海老原喜之助「ポアソニエール」」新潮社)