0610 小林泰彦「新宿日活劇場」 | 文学つぶやきアーカイブスPART2

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その日手に取った本の、印象に残った文章を書き留めています

この映画館には特別な想いがある。まず、日活アクション最盛期の映画をほとんどこの小屋で観た。(中略)脇役でパワフルだったときの宍戸錠か登場するとみんなが拍手した。長い階段の上に在った日活名画座では見損なった名画を沢山観た。そのお陰で今日の自分があると思っている。(小林泰彦「新宿日活劇場」ちくま文庫)