0510 吉田健一「逃げる話」 | 文学つぶやきアーカイブスPART2

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その日手に取った本の、印象に残った文章を書き留めています

喫茶店にはコーヒーを飲みに、レストランには食事をしにという風に、何か目的が付き纏うが、ビヤホールでビールを飲むというのは必ずしも目的にならず、主に暇人が来る所という考えが今日でも残っているから、他人に気兼ねしないですむ。(吉田健一「逃げる話」中公文庫)