0413 田中小実昌「風景のなかの昭和」 | 文学つぶやきアーカイブスPART2

文学つぶやきアーカイブスPART2

その日手に取った本の、印象に残った文章を書き留めています

新宿の街はひろい。新宿二丁目あたりまであるいていくと、かなりの距離がある。バーやスナックの数も、かぞえきれないくらいおおい。しかし、したしい友だちが新宿のどこかで飲んでいると、いつも、ひょっこりあう。これもふしぎなことた。(田中小実昌「風景のなかの昭和」中公文庫)