1227 色川武大「ギャンブル小説の先人」 | 文学つぶやきアーカイブスPART2

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その日手に取った本の、印象に残った文章を書き留めています

プロと(中略)は段どりの世界なのである。負けない方式をいかにつけ、いかに実行していくか、これがプロの急所なので、彼等はその部分を重点的に鍛錬し、工夫する。種目が何であろうとプロには原則的セオリーがある。このセオリーが守り切れない者は脱落していくだけである。(色川武大「ギャンブル小説の先人」幻戯書房)