0318 山村美紗「私と文春文庫」 | 文学つぶやきアーカイブスPART2

文学つぶやきアーカイブスPART2

その日手に取った本の、印象に残った文章を書き留めています

私が(中略)デビューしたのが、昭和四十九年でそれから二十年。文春文庫も随分たくさんの点数になっている。とても読み切れない。書く方にまわってしまうと読む時間がないのだと気がついた。でも本屋へ行って一冊買って帰ると、なんとなくデビュー当時を思い出してうきうきしてくる。(山村美紗「私と文春文庫」文春文庫)