私と西尾誉佳ちゃんの共通の出来事は
『14歳で余命宣告を受けた』こと。
誉佳ちゃんは、生きる為に右腕を失うという大きい手術を受け、
『私にはたったひとつ
命があるから』
と、ニッコリ笑って
生きる事を楽しんだ。
それでも、神様は残酷な事をなさる。
そのひとつの命でさえ、持っていくという事を。
肉体のお別れ。
16歳で誉佳ちゃんは天国へいってしまった。
ところが
亡くなった後からの方が、私と誉佳ちゃんは親しくなった。
彼女が遺していった言葉たちが甦って
彼女の優しさ・強さ・爽やかさ‥
全部が身近に感じられるようになって
どんどん彼女の事を好きになっていく私。
16年を風のように生き抜いた誉佳ちゃん。
人は、何年生きたか!よりも
どう生きたかが大切
そう教えてくれた。
明日、私は58歳の誕生日を迎える。
17歳で死ぬと思っていた私が
58歳になる。
あと何年生きるのかより
どう毎日を生きるか
私は人が生きるのは時間の長さではないと
思う。
私と一緒にいてくれる人達と
デッカイ声で笑って
意見はしっかり言い合って
納得するまで気持ちを伝え合って
正直に生きる。
聖人君子なんかじゃなくていい
そんなの望みゃしない。
いい子でいる必要なんてない。
いい子だねって褒められる生き方なんて
やってきてない。笑っ
この先も私は私が生きたいように生きる。
私にとって『余命、明日!』