メッセージ 『鳥栖のすみれさん』 | ワンライフプロジェクトのブログ

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平成18年(2006年)に 福岡県筑後市で 『ワンライフプロジェクト』 という活動を立ち上げました。
『たったひとつの命だから』この一行の言葉にあなたは何とつなげますか?
 

今日、岐阜県各務原市の男性から お手紙が届きました音譜

 

息子さんが最重度の知的障がいを持っておられるそうです。

 

息子さんや、そのお仲間さんが、各務原で普通に暮らせるようにと、啓発活動をされているそうです。

文面から、感じ取れる親心・・・

あったかい方だな~おねがい

 

お手紙には、うちのメッセージを講演で使っていいですか?

許可をお願いします、という事が書かれていました。

 

そのメッセージはこちらです。

 

 

◆鳥栖のすみれさん

 

子供のイジメで命を絶つことを考えたという話を聞いて、友人を思い出しました。

 

友人の娘は、少し知能の発達が遅く、小学3年の時から養護学校に行きました。

最初は学校が変わっても、近所の友達が遊びに来ていました。

ところが、ある日、一番仲の良かった子が

「ゴメン、もう遊べないんだ、遊んじゃいけないってママに言われたから。一緒にいると馬鹿になるって」

と、本人に平然と言ったそうです。

 

友人も少し離れた所で聞いていて、一瞬耳を疑い、次の瞬間、娘の表情を見たそうです。

娘は、「じゃあ、またね」と言って、ニコニコして友達に手を振ったそうです。

ああ、言葉の意味が分からなかったんだな・・と、友人は思ったそうです。

もう遊べないのに、この子は友達を失った事すら理解できないんだと、悔しくて悲しくて泣いたそうです。

 

言われた言葉の残酷さにボロボロに傷つき、そして娘はこの先どこまで社会に対応できる力を養えるのかと、不安が恐怖になり、不眠症が始まったそうです。

 

何度一緒に死ぬ事を考えたかわからない・・と、私も後から聞かされました。

 

安定剤がないと日常生活が送れないまでになりました。

 

それから、半年が過ぎた頃、授業参観で子供たちが作文を披露したそうです。

 

娘はこう書いていたそうです。要点しか覚えていませんが。

「あっちゃんが、私を馬鹿だと言った。私はそれを聞いたママがかわいそうでした。私が馬鹿だから、ママが悲しみました。私のママは綺麗で優しい人です。ママを悲しませないで下さい。」・・

 

友人はこの日を境に強い母親になる事を決めました。

それまでのクヨクヨした自分に決別し、とにかく娘を宝物だと自慢して、行く所全てに同伴させました。

いろんな人と会わせました。

勉強も一緒に取り組みました。

 

 あれから12年。

 成人式を迎えいい人達に出会って、現在、娘はパン屋さんで働いています。

 

 友人は言います。

 この子は知能が遅れているんじゃない、怒りという感情を持ち合わせていないのと、人よりのん気なだけなんだと。

 娘の焼くパンは世界一おいしいんだ!と。

 

   人生、何がきっかけで、生きる勇気を与えられるか分かりません。

   そのことを教えてくれた、親友の親子にいつも感謝しています。

 

    私はこうつなぎます。

 

     たったひとつの命だから、命の入れ物のこの体、大事に使ってあげましょう

 

             鳥栖の すみれ

 

 

実は、うちのメンバーはみんな知っていますが、このメッセージを朗読することが出来ない私なのです。

 

書かれた方の想いを、十分に伝える自信がなくて躊躇してしまいます。

 

私には、闘病経験があります。

私自身、そして、息子の。

余命宣告も受けたことがあります。

なので、闘病に関するお手紙のメッセージは、こんなお気持ちだろうなと察して、朗読しています。

しかーーしパー 鳥栖のすみれさんのメッセージは、つかめないのです。

出来ないのですえーん

 

でも、ふさわしい方が存在されているんですね。ラブラブラブラブラブラブラブラブ

やっぱり、この国が好きです。

 

私たちは、役不足です。

躊躇している私を見て、神様が探してくださったのかもしれないな。

しっかり、このメッセージを伝えてくださるを。

神様~~ ありがとう~~~乙女のトキメキ乙女のトキメキ乙女のトキメキ

 

本当にありがたい事です。

 

明日、お返事のお葉書を送らせていただきます。

 

各務原市の大谷さん、よろしくお願いいたします。