メッセージ・人生折り返し | ワンライフプロジェクトのブログ

ワンライフプロジェクトのブログ

平成18年(2006年)に 福岡県筑後市で 『ワンライフプロジェクト』 という活動を立ち上げました。
『たったひとつの命だから』この一行の言葉にあなたは何とつなげますか?
 

おはようございます。
大雨の被害で沢山の命が奪われました。

ひとつひとつが尊い命なのに
予期せぬ形で無くなると
神様はどうやって人の寿命を決められているのかなって考えてしまいます。


入院して3ヶ月が経ちました。

3年に一度風邪をひくくらいで、あとは寝込んだ事もない私が、突然、白血病だと言われ、病院のベッドで過ごしています。

私の入院で、我が家の役割分担が大きく変わりました。
しかし、子供達が力を合わせて、乗り切ってくれています。
子供達は大きく成長しました。

末娘はまだ10歳。
一人では絶対にやらなかった宿題も、ちゃんとするようになりました。

中学の娘は、部活を辞めて家事を頑張っています。
元々料理が好きな子なので、目覚めたライオンのように張り切っています。
今の世の中は、ネットでレシピを検索出来ます。
前の日に、翌日の献立を立てるようで、お嫁にいったらこの経験が活かされるのかなと感じています。

高校生の長男と主人は、このチビママさんのいいなりのようです。
雑用は全部二人でこなしているようです。

風呂掃除ひとつした事のない長男が、毎日一番最後に風呂に入り、あがる時に洗って出てくるようです。


一番大変なのは、実家の両親です。
心配を醸し出してやってきます。

毎日、時間もたっぷりあるので、二人で私の付き添いをしてくれています。

病院にいるだけで、病人になっちゃうよ、帰っていいよって言うのに、毎日やってきます。
親にとって子供の私は、いつまでたってもカワイイ子供なんでしょうね。
これもまた、ありがたい事です。



私、沢山泣きました。

もっと生きたい!
もっとやりたい事がある!
せめて、子供達が成人するまでは!

そう叫びながら泣きました。


もう涙は枯れました。

泣いて、何かが落ちたのか
生きたい!生きたい!と思う気持ちに変化があります。

もし、43歳で人生が終わったならば
43年間にありがとうです。

主人・子供達・友達・仲間
いろんな人に出会わせてもらった事にありがとうです。

この頃、このありがとうが、よく出てくるのです。


私がいないと、我が家は大変だと思っていましたが、ここまで長期戦になると、チームワークが整い、それぞれに自立してくれて案外大丈夫なものです。

私は、何故か不安がありません。

もうダメだ、というドン底を味わったからでしょうか。

なるようにしかならない!
ここで慌ててどうするよ!

やりたかった事がやれた人生だったじゃない、私。

コンプレックスの塊で、結婚相手どころか彼氏も出来ないと思い込んでいたのに、大好きになった人と一緒になれました。


友達もいっぱいいます。

旦那様のおかげで、旅行も沢山させてもらいました。

ずっとやりたかったお花屋さんの仕事にも就けました。


ベッドの上で、不幸だ不幸だと思って泣いていたら、この負のスパイラルから抜け出せない事も知りました。


よ〜く考えてみたのです。
私のどこが不幸なのかと。
私、ものすごく幸せ者です。


今、人生折り返しなのかもしれません。
ここで、何かに気付けよ!って
神様に時間を与えてもらったような気がします。

後半、もっと自分の人生を生きたらいいんだよって、誰かが教えてくれているようです。


あとは、この病院にいる期限を自分で決めて、脱出あるのみです。

私の体です。
私の人生です。
たったひとつの命です。
命は弱いものではなく、限りなく広大なエネルギーです。

私は、次のステージを見つけます。

誰のためでもなく
私が私の人生を全うするために。


今の気持ち
『全部にありがとう』を大切にして
生き抜きます!
たったひとつの命だから・・・


三重県・がんばる43歳