松葉杖の練習を見ながら
これは運動オンチの私には使いこなせないぞと、危機感を収得しました。
つき方、階段の練習、簡単に見えるけれど… 私にはとても無理だと思いました。
早速、家の中で練習。
家の中には『数々のマット』という障害物がありました。
道路に出てみると、スピードという壁。
早く歩けない息子に、イライラの空気が突き刺さるように、私は感じました。
小学校のトイレには、男子生徒の洋式トイレすらありませんでした。
学校側が造ってくれました。
遠足は、車椅子のお世話になりました。
ありがたい!本当にありがたいと思いました。
経験させてもらうまで、分からない事だらけ。
不自由と自由はすぐ隣にあります。
自由な時は見えなかったもの
不自由さの中で、いろんな事に感謝が生まれました。
あれから道行く人の中に、松葉杖や車椅子の方を見たら、お節介を焼きたくなります。
でも、お節介が関わりの第一歩

時が流れ
今はその息子も元気いっぱい٩(*´︶`*)۶҉
小学校は、昼休みに思いっきり遊ぶのが目的で行ってました。
5年生になった時に
『あと1年、あと1年で俺たちは6年。運動場を占領できる!』
と言ってたけれど、その6年生時代を、部屋の中で過ごす事に。
外で走り回れる事に感謝したはず。
1年生からリレーの選手だった息子。
ラストはアンカーだ!
と言ってたけれど、それも無念の見学。
あの1年間は、どれだけ大きな優しさを私たち家族に与えてくれただろうか。
宝の1年間でした


