
私たちは、福岡空港のすぐそばにあります月隈公民館さんにお邪魔してきました

『人権尊重推進協議会』さんの総会前の講演です。
月隈校区の関係者の他に、福岡市役所からも見えていました。
月隈校区人尊協の中身の濃さを感じます。
地域で命・人権・愛に向き合っておられるんですよね。
それは、福岡市内全てにおいて感じる事です。
私の地元の公民館……
月に何回くらいの利用があるのかしら?
建物だけはあるんですけどねー
地域で子どもたちの教育に携わろうとされる姿勢に頭が下がります。
昨日は、17のメッセージを選びました。
20代スタッフの朗読が冴えていて、えぐるような朗読をしてくれるようになり、私は安心してリスナーに
ふと、隣で音響をやってくれている柿さんを見たら…
私たち朗読者に気を遣って
鼻水ひとつすする事なく、ティッシュで拭きまくっておられ
ゴミがてんこ盛り~
どんだけ涙と鼻水拭いたんですかーっ!
この心遣いが嬉しい

『命と心』というメッセージが第2巻にあります。
病気で11歳の息子さんがお星様に…
息子の体はなくなりました、でも彼は生きているのです
と、あります。
私の次男が、大腿骨骨嚢腫という病気にかかったのも11歳でした。
そして、車の中で
『なんで俺、こげんか病気になったとやろか』
と言った事があり
返事に困り
『代わってやられん、ゴメン』
と言うのが精一杯で、息子を車から降ろして号泣しました。
忘れる事が出来ない一場面。
このメッセージとかぶります。
朗読する度に、あの日の事が蘇ってきます。
私の次男は、4年で病気を克服しました。
弱音を吐かない息子です。
3人の息子の中で、この子だったから一生治らないと言われた病気に対して奇跡がおこせたのだと私は思っています。
本当にありがたい事です。
生きててくれてるので。
それだけで感謝です。
あとは、本人が自由に人を愛し、大きな海を航海しながら生きてくれればそれでいい。
本物の愛は何かと気付いてくれれば。
いろんな方の想いを朗読させていただき、リスナーの皆さんと会場がひとつになっていきます。
書かれた方の想いが、マイクに入っていくのか、最初と最後では、マイクの重みが違います。
たったひとつの命のメッセージは、とても前向きです。
それはそうですよね、愛には前向き・上向きしかないと私は思っていますから。
謝辞をくださった南福岡特別支援学校の先生が、
『命のメッセージは、前向きです。
そして、重たいものだな~と改めて感じました』
と、仰いました。
はい、重たいものだと私も思います。
命が軽んじられてはいけないものだと。
明日の命の保証はないのだと
分かってはいてもピンとはきていないもの。
でも、病気と闘った経験がある人には分かる事。
当事者の気持ちは、当事者にしかわからない。
朝起きて、『おはよう』ではなく『ありがとう』と言っていた私です。
目覚める事が出来たことに対する感謝です。
きっと同じ気持ちの方がおられるでしょう。
そう、同じ心情を通ってきた人がいると知った時のあの何とも言えない安堵感…
私だけじゃないんだ!という心の開放感
そういうものを感じていただけたら
嬉しく思います。
昨日、集まってくださった皆さんが
どう感じられたか、まだ分かりませんが
大人はたくさんの経験があるので、耳を塞ぎたくもあり、聞きたくもあり。
意外と子ども達の方が、しっかり聴いてくれるものです。
月隈公民館さん
お世話になりました

お昼のサンドイッチ美味しかったです
~

また、お会いできれば幸いです。