メッセージ・大好きだった人 | ワンライフプロジェクトのブログ

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平成18年(2006年)に 福岡県筑後市で 『ワンライフプロジェクト』 という活動を立ち上げました。
『たったひとつの命だから』この一行の言葉にあなたは何とつなげますか?
 

ワンライフプロジェクト様


先日、成人式に出席してきました。

懐かしい顔が勢ぞろいしていました。

その中で、私は中学の時に好きだった男の子を探しました。


500人の中から見つけることを諦めて、友達に 「中原君、来てるかな」ときいてみました。


すると 「えっ、知らないの? 中原君、亡くなったよ」という返事が返ってきました。

一瞬にして頭が真っ白になりました。


高校を卒業して病気がわかり、そのまま亡くなったということでした。


野球バカで、年中真っ黒で、成績は下の方。

音痴だったので一緒にカラオケにも行けなかった。

字も下手くそだったし。

しいたけとトマトが嫌いで・・・・

いっぱいいろんな事が思い出されて式典のことは何も覚えていません。


翌日、ひとりで彼の家を訪ねました。

何も変わらない。

風景も人もおうちも。

変わったのはひとつだけ 彼がいないということ。


玄関まで来たものの、中に入る勇気が出なくて

駅まで引き返しました。

それでも、帰る気にもならず、再び彼の家の前まで行き、じっと立っていたら

中から扉が開き、おじさんと一緒に家の中へ。


おばちゃんが 「久しぶりね」と言ってくれました。


そして 「やっと来てくれたのね」

「息子から預かった物があるから」と言って渡されたハンカチ


中学3年の時に貸したハンカチでした。


仏壇で笑っている写真は、真っ黒の彼ではなかった・・・


なんで連絡をくれなかったの?

会いたかった

病気と闘う姿は見たくなかったけれど、あれが最期になるなら優しくすればよかったって

大きな大きな後悔だけを残されて、私は悔しくて仕方ありません。


命はひとつだと そんなこと当たり前だと思っていました

中身も知らずに


たった一つの命だから


だから だから だから 生きてて欲しいよ


ハンカチなんて返さないでよ、二人の思い出が詰まった時間を思い出させないでよ・・・


ワンライフプロジェクトさん

大好きだった人を失って 初めて 本当に大好きだったと知りました


今は 何も考えられません

彼が好きだった歌を毎日聴いています

「笑えよ」 きっと彼はそう言ってる 言ってる 言ってる