突然の別れ
私たち家族が4人だった事を知っている人も少なくなって来ました。
息子を2才2ヵ月で亡くしてから8年が過ぎました。
突然の別れでした。
前の夜に少し熱が出たくらいだったのに…
その前の日は娘が風邪気味だったので私は息子と2人でお風呂に入りました。
湯ぶねで抱っこして「凌くん可愛いいねぇー」と言って抱きしめた事を覚えています。
息子は満足そうにペターッ!と私にもたれていました。
愛する想いは伝わったでしょうか?
一姫二太郎 私たちの希望の子供たちでした。
表面的にはすっかり立ち直って生きている様にも見えるけれど…
そうですねぇ…いかりが暗い深い海に静かに沈んでいる様な…
この気持ちは一生背負って行くんだと思います。
なぜあの子が死ななければいけなかったのか…
私が腕を失う、
足を失う、
視力を…
言葉を…
それなら私は精一杯リハビリを頑張れる…
でも子供の命を亡くすとどう頑張れば良いのかわからなくなり、自分を責めるんです。
あの時…こうしていたら…
なぜあの時に気づかなかったのか…
私は母親なのに…と。
そして思い出すのも恐いあの頃、主人は家族皆で命を断とうと考えました。
苦しかったですね…私もその方が楽になれるのかもと思ったものの、いざその時にまだ3才の娘が苦しむのを見るのが恐くて思いとどまりました。
年子の姉は今11才…
見えない弟を大切にして、そしてライバルとして、家族として頑張って生きてくれています。
そうそう、亡くなった年に見つけた白くまのぬいぐるみ…顔がそっくりなんです。
そのぬいぐるみは“凌くまくん”って言うんです。
娘と同じ様に食事も用意し、イスに座らせています。
服もちゃんと着てるんですよ!
寝る時も一緒…長い旅行に行く時は一緒に連れて行きます。
そんな変な家族ですが生きています。
号泣するのが辛くて8年たった今でもあの頃を見る事が出来ません。
でも2年2ヵ月生きた息子の声も、顔も手も言葉も、何もかも忘れる事なく大切に大切に毎日過ごしています。
毎日泣いているわけでもなく、普通に笑って生活もできる様になりました。
前を向いて、多くの人たちに助けてもらいながらも家族3人で生きています。
娘が幸せになってくれる事を祈りながら…
たったひとつの命だから…どうぞあなたも生きて下さい。
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いつか朗読させていただこうと思いつつ
なかなかその勇気が持てなかったメッセージ
今回 東京のさわちゃんがこのメッセージを選んで朗読するという
ああ きたな! 私は咄嗟にそう思った
21日 東京ではさわちゃんが 22日大分では大木町支部長のリカちゃんががんばります!
22日 大分の中学3年生が聞いてくれます
卒業の記念に そして これから 自分の人生を中途半端ではなく
がむしゃらに歩いて欲しいというお母さん方の願いのもとに実現します
来週の今頃。。。大分に向かっている私たち
大分支部とのコラボです
多くの生徒さん 生徒さんに 人の温かさ 愛が 伝わりますように。。。