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前回の記事はこちら
4、2018年10月、PGT-M事前検査など
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●AMH検査の結果
 

2018年秋にクリニックを初受診し、その後いつ採卵をしておこうかと迷っていた頃は、

4、2018年10月、社会の変動と、私の場合※アメンバー限定記事です、すみません!


で書いたように、周りで色々話が進んでいる時期でもありました。

まだ、正式に国内でPGT-Mを申請する可能性があるかも、と思う一方、
そうすると多分どんなに早くても1年やそこらはかかってしまう、という焦りと。

いつでも採卵できる状態にはしてありましたが、行動せずにぐずぐずしていても仕方ない!

時間が経つほど採卵の数値は下がるらしいし。

ということで、

2019年1月下旬、再びクリニックを受診しました。


まずは、採血の結果。
AMH(アンチミューラリアンホルモン)という、卵巣に残っている卵胞から出されるホルモンを測る数値。
この数値が高いほど、卵巣内に残っている卵胞の残数が多いという目安になる、たぶん。

これが、8.3です。

と言われました。
30歳の平均値が4で、以降は加齢とともに下がります。と表を見せられ、8.3がすごく高い数値という事を認識。

 

男性の精子は、性機能が発達後に逐一(笑)生産されますが、
女性の卵子の数は生まれた時にすでに決まっていて、新しく作られることはないそうです。
つまり私の残り卵胞は平均年齢よりかなりある=採卵の可能性があるということ。


ただし、これはあくまで数の話で、加齢と共に卵子の質はやはり低下するので、
AMHが高い=着床できる!というわけでもないそう。
でもまあひとまず、悪くない結果で安心しました。
さらに、ほかのなんちゃらホルモン(FSHだったような)など他のもみんな正常!と言われましたが、詳しい説明はされず。

それでいいのか、とも思うけど、
PGT-Mが目的で不妊ではなく、かつ経産婦なので、医師も雑な感じでした(笑)
卵巣嚢腫の手術後の状態もエコーで診てもらい、まぁ腫れてもないし、排卵できるんじゃない?とかるーく終了。


そして、肝心のいつから採卵するか。


次の生理周期は順調なら1月末くらいからの予定だったので、それなら生理3日目に来てくれたら排卵誘発のための服薬、注射を開始でき、だいたい2週間後が採卵になると思います、と言われました。

我が家は夫が不定休のシフト制。しかも直前の変更や出張もザラ。
1月下旬のその時は2月の夫の予定がすでにでていました。
そして、2月頭は出張でいないけど、採卵の時期には帰ってきてるはず。

これはチャンスかも。

と、やるなら数日後に来るはずの周期からやりたいかもです!と伝え、
誘発の注射やら採卵の手術やら、顕微受精やら凍結保存やらの山ほどの申込書と同意書を持って帰りました。


●採卵1回目


2018年7月の卵巣嚢腫の摘出手術の後、若干周期が乱れたりしましたが、

1月下旬、なんとか予定通り生理がやってきて、採卵周期に入れました。

誘発の詳細は省きます。
朝晩内服薬を飲み、排卵誘発のための注射を毎日。
排卵誘発の注射は筋肉注射で、クリニックに行けばいつでも打てました。

 

もしクリニックに行けない、となると、お腹に射す自己注射でもできたのですが。

①自己注射は簡単に出来るようにキットになっており、値段が高い(外来で打ってもらう注射の10倍くらい)
②そして私、先端恐怖症(笑)

幸い、クリニックは職場からそう遠くなく、朝就業前か、終業後保育園お迎え前か、昼休みに昼抜きで抜け出して往復すれば、大体なんとかなりそうでした。

採卵、顕微授精、凍結(が下手したら数回ずつ)、着床前診断の検査料、手数料、移植料金。

金額は数百万円レベルの想定でしたので、
節約も兼ねて可能な限りせっせとクリニックに通うことにしました。

夫は排卵誘発の注射開始とともに海外に去り、ワンオペでの子育てだったので、
保育園送り→仕事→朝か昼か夕方注射→お迎え→家事諸々、の生活でした。

当時は黙々と任務遂行モードでしたが、今振り返ると私頑張ってた!!


●そして大腸内視鏡


このタイミングでなんでやねん!!とお思いかもしれません(笑)
この頃、私、検査マニアの友人にそそのかされもとい触発されて、大腸検診を申し込んでおりました。

そう、内視鏡。かっこよく言うとファイバー。

自宅近くの消化器内科、肛門科専門のクリニックは人気らしくなかなか予約が取れず、
少し前に受診した際、急ぎではないけれど、RBの特性などを話し、大腸カメラをやりたいと申告。
やや先の予約がとれ、それが夫が帰国した翌日の2月5日でした。

採卵周期の生理開始から11日目、誘発を始めて9日目でして。
(D9とかD11とかいうらしいけどよくわからない)

数日おきのエコーでは、卵胞は左右にポコポコポコポコ、採卵できるほど大きく育ってきたものから、その基準に満たない極小のものも入れると数十個は軽くあったようです。

手術した右の卵巣も卵胞がたくさん見えて安心しました。
当然卵巣は大きくなってきていて、お腹が張っている感じも少ししてきていました。
AMHが高い人が高刺激の誘発をすると、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)という卵巣の腫れや腹水などの症状が出ることがあるそうで。
私はまさしくその予備軍として警戒されていました。


そんな中、有休を取り、朝から下剤を2リットル。

えっちらおっちら内視鏡に行き、
排卵誘発中で卵巣が多少腫れてます、ご迷惑おかけします、と伝えて、人生初の大腸内視鏡。
(下剤は種類は違えど卵巣嚢腫の手術で体験済みなので2回目)

 

腕の点滴からの静脈注射麻酔はミダゾラムでした。
あぁ、長男が陽子線の時に使っていたなぁと眺めてました。商品名はドルミカム。
本来うとうとする方が多いそうですが、私は全然眠くならず。

そして内視鏡が上手なのか痛いとか苦しいもありませんでした。拍子抜けー。
挙句、あちこちの腹を先生にボヨンボヨンと勢いよく押されては、
「ほら今ここーここを曲がるよ」とか、
「ここが盲腸でーす」
と、自分の大腸の隅々を、解説してもらうという。

結果、「ポリープなど怪しい影はどこにもありません!」

と、お墨付きをもらい、ホッとしました。
親族に大腸がんの罹患者がいる私。
念のため2年に1回は受けようかなぁと思っています。

 


検査後、こんどは採卵のための注射にいかねばならなかったのですが、

絶飲食だったので、軽く何か食べようと町をさまよっていると、突然猛烈な倦怠感と眠気。
歩いてても眠すぎて目が回るレベル。
慌ててベンチに座り、少し回復(うたた寝)してから、誘発の注射のために電車でクリニックへ。

その車内でも爆睡。
ミダゾラム、効くの遅くない?(笑)
駅のホームで突然寝て倒れなくてよかったです。