あっという間に1カ月経ち、あと1週間ほどで術後2カ月となります。
総括として、退院後から今までの様子などをさくっと書いて、
卵巣嚢腫の件については終わりにしてしまおうと思います。
●~退院から1週間
退院したのが火曜日でしたが、翌月曜(祝日)まで、会社はお休みをいただきました。
退院した日の夕方から、電動自転車は使えないので徒歩でお迎えに行きましたが、
5日間、面会時間以外は母親なしで過ごした長男が、若干モンスター化していました。
「抱っこ抱っこ抱っこ抱っこ」で歩かない。
保育園でもとにかく保育士さんの膝の上だったそうで、
ただでさえ早生まれのちびっ子扱いなのに、完全に図体のでかい赤ちゃん状態。
(そこまでは保育士さんは仰っておりません)
今はもう元通りですが、やっぱり寂しかったのかなぁと、なんだかちょっと嬉しい母でした。
そのため、慣れたら私だけでお迎えに、と思っていましたが無理でした。
夫は運良く、夜勤や早朝出勤などの合間に送迎を手伝ってくれ(行きは自転車で頼んだ)
その週の帰り道は、ほぼ夫が抱っこで帰り、私は横を歩くだけ。
でも、それでも片道徒歩15分が辛かった。
傷表面はほとんど痛みませんが、
とにかく、歩いて30秒ほどで脇腹が痛みました。
マラソンなどで走り続けると脇腹が痛くなる、というアレ。
息が切れて、脇腹が痛くて動けず、立ったまま休む、というのがこの週は続きました。
全身麻酔のせいなのか、寝たきりで体力が落ちたのか、体内のガスが残っていたからか、原因はよく分かりません。
徐々に頻度は減り、少しずつ体力も回復に向かいました。
そしてお腹の傷。
おへそ、骨盤の上(右、中央、左)の4カ所の切り傷は医療用ボンドで覆われたまま、
お風呂に入ってもそこは触らないのであまり剥がれず。
でも、見た目も汚くなってくるし、なんだか気になるし、毎日少ーーしずつ、剥がさずにいられない私(笑)
例えるなら、目玉焼きの黄身だけ残し、いかに白身だけ剥がすか的な。
これ以上的確な表現が浮かばない。
そんなことをしている内に、だんだん大胆に剥がし始め、その週の土日にはほぼ全て剥がしきりました。
(おへその中は傷も一番大きく、さすがに慎重だったけど、周りを剥がしすぎて水が入るようになってへその緒のように取れた)
剥がすエピソードにこんな文量要らないですね。すみません。
剥がれてみると、傷はさらに小さくきれいに見え、へその傷も、シワに紛れてどれかよく分からないほど。
触ると4カ所ともしこりのように硬く盛り上がっていて違和感がありますが、ひりひりとする切り傷的な痛みは一切ありませんでした。
一番違和感があったのはやはりおへその傷。
例えば「うーん」と上半身を伸ばすようなことをすると内臓が引っ張られるような違和感があり、
しばらく猫背がはかどりました。(ただでさえ目が悪いから常に猫背なのに)
●~術後1カ月まで
術後11日目、退院ちょうど1週間で仕事に復帰。
ここからしばらくは、ウェストがゴムのスカートなどで通勤。ぴったりしたパンツ(ズボンね)は、
腰掛けたり、かがんだりすると傷を圧迫して気持ち悪かったので1カ月以上避けました。
一番重宝したのは黒いゆったりしたサロペットでした。
それまで肩掛けのカバン(PCや資料を持ち歩くので重い)を使っていたのですが、
カバンの底が骨盤の横の傷に当たるかなと思いしばらくリュック通勤にしました。
やはり、疲れやすいなぁという感じでしたが、世の中は殺人的な猛暑の真っただ中だったので、
術後の体力のせいなのか、夏バテなのか、子育てに疲れてるのか、最大の原因がどれか判然としませんでした。
7月頭の手術で、7月末に大きな案件の出張が入っていたのですが、
上司が「万が一何かあれば君にも仕事にも支障が出る」と、別の同僚に出張を頼んでいたのですが。
復帰した日に思いました。全然行けた。
それだけトラブルなく退院できたということで、喜ばしいことなのですが、行ったことない地域だったので行きたかった…。
その週は保育園の送迎も私が行くときには徒歩。
長男の抱っこは膝の上にちょこん、的なやつなら割とできました。
日常生活にほぼ支障はありませんでしたが、ずーっと立ち仕事をしたりすると、
なんとなく傷周りが引っ張られるような違和感(特におへそ)があり、そういう時は無理せず座りました。
はしゃいだ長男のアタックと、寝ている時に猫がピンポイントで傷の上を踏む時が一番辛かったです。
自転車はいつから乗れるのか、特に主治医から言及はありませんでしたが、
退院した週の翌週は自粛し、その翌週(手術から17日目)から勝手に解禁しました。
免許も車もないので、ちょっとした買い物も送迎も、やはりないとキツかった。
特に安全面で怖いと思ったことはなく、子供の上げ下ろしの時だけ、慎重に行いました。
●1カ月健診
手術から約1カ月後に外来で健診。
腫瘍の生検で問題はなし。内診のエコーもあっという間で「問題ないね」とあっさりクリア。
こちらから相談したのは2つ。
1つは、術後しばらくして来た生理の出血が通常よりかなり多く期間も長かったこと。
感覚で言えば出血も期間も倍、という感じでした。
(手術は右でしたが、退院時卵胞は左にあったので、排卵は手術していない方です)
主治医の反応は、「しばらくしたら落ち着くでしょう。右も排卵してくれるといいね」くらいで、
特に問題なさそう、という感じでした。
もう1つは、摘出した嚢腫のこと。
「あのー、写真って私見せてもらえるんですか?」と、
主治医(偉い方)が診察中ちょっと席を立った時に若い担当医の先生に聞いてみた。
「え?見たいの?別に見られますよ」とカルテをカチカチ操作する先生。
だってピノコどんなのか気になるじゃん。
何枚か、見せてくれました。
腹腔鏡が取った写真は、ザ・内臓という感じの赤い卵巣の中に、白く風船のように膨らんだ脂肪のような塊。
それが、摘出後は、しぼんでペランペランになっていました。
例えるならば、鶏モモの皮。
それを見ている時に戻ってくる主治医(偉い方)
「患者さんが見たいというので」と若い先生が若干焦って説明し、
「あー、外に出すとしぼむんだよ」と冷静に説明してくれる主治医。
「鶏皮みたいですね」と、ついテンションが上がって思ったことをそのまま口にする私。
「鶏皮…確かに」
と、妙に納得する主治医(偉い方)。
「でも自分の内臓見たいって人あまりいませんよ、気持ち悪いでしょ」と言われてしまいましたが、
よく分からないものをもやもや想像するより全然腑に落ちました。言ってみて良かった。
●今現在
手術から1カ月半が過ぎた現在。
日常生活には全く支障がありません。
たまにストレッチのない妊娠前のデニムを履いたりすると「うぅ」っと傷が圧迫されることがありますが、
妊娠後買ったパンツは全て問題なく着れているので、手術どうこうというより、産後の腹肉のせいな気がしています。
傷は少し薄くなりながらもまだはっきり分かります。触るとポコっとしていますが痛みは一切なく、
一番気になったおへそ部分の傷も、意識して思いっきり押す、とかしなければ、動作の妨げにはなりません。
私が手術をしたのは、長男を出産するときの羊水検査(遺伝子検査)や遺伝カウンセリングも受けている病院で
今後はそもそもの疾患(網膜芽細胞腫)の絡みもあるので、純粋な術後経過とは言えなくなる可能性もあり、
卵巣嚢腫についての報告はこれで一度終わりにします。
卵巣嚢腫ができた場合、約3割が反対の卵巣にもできる可能性がある、ということ、
また摘出した側も再発する可能性もあるので、いずれにせよ、定期的な検診は続けていこうと思います。