医師という仕事 | 東大理Ⅲ、文Ⅰを目指す受験生の皆さんへ捧ぐ

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アニメ、カブクワ、東大理3のよもやま話を綴っています
アニメは、ガンダム、エヴァ、おねがいツインズ、まどか☆マギカ、マリア様がみてるなどを中心に、、、

昨日、私の担当している患者さんが天国に召されました 癌がほぼ全身転移&ステージ4 ちなみに、90歳のおばあちゃんです 私はおじいちゃん、おばあちゃんに大人気です(笑)多分、私の年齢と超優しい性格 理3出身だと上から目線の医師も多いですが、私は苦労して医師になってますので、人の痛みや辛さが瞬時に分かります 治療よりも信頼関係構築の方が大事です それと、子どもにも大人気(笑)小学生、中学生 私は独身で結婚経験が有りませんが、自分が結婚していたなら…と思うと、可愛くて仕方ないですよね 子どもたちからすると、優しいお父さんな感じ 入院生活というのは、基本退屈でつまらない物です 毎日寝たきり たまに検査 私は治療そのものと患者さんとの対話の比率が半々くらいです おじいちゃん、おばあちゃんだと、身寄りがいなかったりもして、私はちょうど息子くらいの年齢ですから、何でも話しを聞きます 癌に限りませんが、治療の真髄は医師と患者さんとの共同作業 医師が治すというのは傲慢な考え方です 例えば子どもたちなら、元気になってまた友だちと遊びたいな~こういう前向きな気持ちになってもらうのが重要 そうすれば、退屈な入院生活や辛い手術も頑張るという気力が湧きます これは精神論では無く、確実に治癒確率に影響します おじいちゃん、おばあちゃんなら、如何に活きる希望を見出してもらうか、東大病院→おじいちゃん、おばあちゃんの見解 他の先生は偉そうにしていて、私はよう好かん(笑)先生はホンマに優しいし、私の事を心配してくれる どうして違うんやろ(笑)核心→ここで私の母の話しをします 大体私の母と同じくらいの年 一気に患者さんとの距離を詰めるのです 私の母もおばあちゃんくらいの年だったけど、頑張ったよ だから、おばあちゃんも一緒に頑張ろうね これで完了 後は、治療に専念 確実に治癒率が違ってくるんです これが医師の真髄 単純な医学技術でなく、魂をサルベージ 毎日が勉強の日々 数学と異なり、最適解は有りませんからね

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