立山連峰の稜線を渡って
感動醒めやらぬ、翌8月10日。
しとしと降る静寂の雨の中、
雄山神社 中宮祈願殿と
前立社壇の二社を訪ねました。
里宮へのお詣りは
これが初めてだったのですが、
その中宮祈願殿で
特別な出来事が待っていました。
鳥居をくぐって
一歩、境内に足を踏み入れた瞬間、
僕は神聖な光に包まれました。
それはまるで動く歩道にでも
乗っているみたいに。
… こちらですよ。
両の岩に宿りし神に導かれるままに
祈願殿へと伸びる参道から
自然と脇へ逸れて、
辿った先に一つのお宮がありました。
そのお宮を一目見た瞬間、
「っ!!!」Σ(๑ °Д° ๑)
圧倒的なまでの神聖な波動に
僕は絵も言われぬ感覚を覚えました。
それは大袈裟でなく
「出逢ってしまった…」という
運命のような衝撃的な感覚でした。
若宮社、御祭神は天手力雄神。
これまで高千穂の天岩戸神社や
長野の戸隠神社など
幾度となくお詣り申し上げてきた
天手力雄の大神ですが、
「あぁ…ここに居らっしゃったのか」と。
それは魂でわかる感覚でした。
その圧倒的なまでの高波動を前に
僕は立ち尽くし、
そして言葉を失くしていた、次の瞬間…。
直線距離にして100メートルほど
離れていたでしょうか。
お宮の右上方、
そこに俄かに光が射して
有無をも言わせぬ神々しさで
大神の化身が姿を顕しました。
ニ、ニホンオオカミ…!?(; ・`д・´)
一瞬、僕の目にそう映ったそれは
目を凝らしてよく見ると
ニホンカモシカだったのですが、
まさに堂々とした王たる出で立ちで
ほんの数秒の間、
僕の眼をじーっと見つめてから
山麓へと去って行きました。
そうして我に返った僕は
ふたたび若宮社に向き直って
無事の下山に感謝申し上げるとともに
7年前には感じられなかった
立山の霊性をしかと感じたことを
素直にお伝え申し上げました。
すると、
… 遅いな…(笑)
と、ニヒルな笑みを浮かべながら、
いつの日かこの出逢いのパラレルに
お前が辿り着くのを待っていたと
静かに伝えてくださいました。
… これからは私もお前とともに在ろう。
そしてこう仰いました。
… 汝の行く処、八大龍王あり。
… お前が動けば動くほどに
この世は神の国として再構築されるだろう。
… 龍の子よ、(我らと共に)動きなさい。
こうして天手力雄神から
ご縁を賜った我が家の神棚。
どのような仕組みかはわかりませんが、
雄山神社を祀る空間には
八大龍王神のうちの一神である
跋難陀龍王が鎮座されています。
内なる世界と日常は
シームレスに続いて僕はこれから
何処へ向かっていくのだろうか。
眩しい光の領域で。
2025年、
それは僕に起こった
ライオンズゲートの奇跡でした。
原摩利彦 feat. 井口 理(King Gnu) / Luminance