今日は春分の日、
そして母が亡くなってちょうどひと月。
今朝は母の呼ぶ声で目が覚めました。
「おはよ。」⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝
この間、途方もない寂しさが
波のように寄せては返してを繰り返し。
待ち遠しいはずの春でさえ
母のいない季節が巡ってくることに
なんだか切なさを感じて。
心にぽっかりと穴が空いたまま
何をどう生きていけば良いかもわからず、
心が全く動かない音のない世界で
なんとか自分を奮い立たせて
ただ淡々とした日常を繰り返していました。
それでもその間、
本当にたくさんの方々から
心の籠ったお言葉をいただいて。
どんな言葉も慰めにならない難しい時。
送る側も受け取る側も
そのことを理解しているからこそ
なおさらその氣持ちが
有り難くて心に沁みました。( ´͈ ᵕ `͈ )
本当にありがとうございました。
さて、そんなふうにして過ごすうち、
以前から約束していた
関東旅行の日が近付いて来ました。
本当はまだ何処にも行きたくなくって
簡単な荷造りでさえ億劫で、
行き先もあんまり
よくわかっていなかったのだけれど(笑)
のんびり羽根を伸ばせばいいよ、と
言ってくれる友人たちに後押しされて
3月14日、僕は一人、
新幹線に乗って旅に出ました。
Mystic Journey、
それは毎年、天から春に贈られる旅。
これまでで最もその名に相応しい
旅だったように思います。
母も息子と出掛けたいと
言っていましたから、
もしかしたら一緒に
旅が出来たかもしれません。
車窓を流れる景色にも
いちいち涙が溢れてきましたが、
そうして少しずつ、
でも確実に進んでいく。
自分の心の変化を
丁寧に受け止めながら、
東京では友人たちが温かく迎えてくれて。
暖かな春の日差しの中で
僕の世界に再び音楽が流れ始めました。
薬師丸ひろ子 / 潮騒のメモリー