インスピレーション。

それは大いなる宇宙と繋がっていて

僕たちをワクワクする明日へと

運んでくれる道しるべです。

 

そしてそれは時に友人の不意の一言から

やって来ることもあります。

 

友人の言葉が届けてくれた

神様からの招待状。

シリーズの最後を飾るのは

尊崇して止まない飛瀧神社・那智の瀧です。

 

毎年恒例の伊勢と那智へのお礼詣り。

実はスケジュールの都合上、

年内に行くことを諦めていたんです。

 

そんな時、友人のちょびさんが

神様の声を僕に届けてくれました。

 

新年のお札もらいに行かんで

ほんまに大丈夫なん?

 

普段、お札のことなんて

全く興味のないちょびさんから

突如発せられた一言にハッとなって。


また時を同じくして

のりやすさんが虹のかかった那智の瀧

ブログで紹介されていて

すげ〜!!と思っていました(笑)

 

激動だったこの一年。

絶対行かなあかんやんっ!!(´囗`。)

 

おかげで目が醒めた僕は

急遽、スケジュールを調整して、

伊勢の神宮と飛瀧神社へ

一年のお礼詣りに伺うことにしました。

 

神宮にお詣りして南伊勢を廻り、

宿で夕食を摂った後、

僕は一人、真っ暗闇の参道を降りて

那智の瀧の神様の元へと向かいました。

 

 

ご挨拶とお礼を申し上げた上で

退職したことをお伝えすると、

神様はいきなり僕にこう仰いました。

 

… ここへ越しては来てくれないか?

 

えっ? Σ( ˙꒳˙ ;)

 

単刀直入と言うか、

ほんっとに男前な性格の神様なのです。

 

ですが、よく考えてみると

大好きな那智の瀧の神様なのに

もう丸2年も伺えていませんでした。

 

「今は両親がおりますので…。」

 

そう申し上げる頃には

段々と暗闇にも目が慣れてきて、

空を見上げると月のとても綺麗な夜です。

 

近くにあったベンチに腰掛けて、

神様と二人だけのこの時間を

とても愛おしく感じている自分がいました。

 

 

… お前の望みはすべて叶えてやりたい。

  なんでも申してみよ。

 

神様のそのお言葉に甘えて

4つほどお願いしたでしょうか。

両親がいつまでも元氣で

いてくれますようにと申し上げると、

 

… “いつまでも”は無理だぞ(笑)

 

なんて仰って、

互いにクスクス笑いながら。 (*´꒳`*)

 

一通りお伝えし終えたつもりでしたが、

神様は僕が話をするのを

まだまだ聞いていたいご様子で、

 

… 他にはないか?

  なんでも良いぞ、申してみよ。

 

そう促されます。

 

そこで僕は神様のお姿が

見えるようになればいいなと思います、

というようなことを申し上げてみました。

 

すると、

 

… お前にはもう見えているだろう。

 

そう仰っるのです。

 

そこで気付けば良かったのですが、

僕はたぶんもっとはっきりクッキリ

見たい的なことを申し上げたように思います。

 

… お前は目で見て何とするのだ?

 

自分の最も苦手とする質問が返ってきて、

 

大好きだからです。

 

と、深く考えずにお答えしました。

 

するとポツリとこう呟かれたのです。

 

… お前は愛の人だからな。

 

 

その言葉を聞いてなぜか僕は

とてもアンニュイな氣持ちになりました。

 

目に見えないものの大切さを学ぶために

神様がこんなにも愛情を

掛けてくださっていることを

自分は十分わかっているはずなのに。

 

なんて愚かなことを話しているんだろう。

自分がとても浅はかに思えたのです。

そして高慢にも思えました。

 

自分はいつから

こんな人間になってしまったんだろう…。

思い上がりもいいところだ。

 

時計を見ると1時間が過ぎていました。

 

翌朝また来ることをお伝えして、

僕は複雑な氣持ちのまま瀧を後にしました。

 

宿に戻ると俄かに強い雨が降り始めて、

翌朝まで降り続きました。

 

 

良くも悪くも自分は一晩寝ると

スッキリしているあっさりタイプなので、

昨日のアンニュイな氣持ちは何処へやら。

 

朝食時にはまだ降っていた雨も

チェックアウトの時間にはすっかり上がって

空は誘いのムードに満ちています。

 

そのことが僕には素直に嬉しくて。

 

 

今日は自分の中にある

愛と感謝だけを伝えると心に決めて、

ふたたび参道を降りて行ったのです。


すると…。

 

 

那智の瀧の神様は鮮やかな虹を携えて

僕を待っていてくださいました。

 

 

それは僕の目にも

はっきりクッキリ見える神様の愛情表現で、

どうだ!!と言わんばかりに

とても堂々と勇ましく見えました。

 

昨晩から続いた雨のせいで

瀧の水量は普段の10倍だったそうです。

 

圧倒的な水飛沫の中、

僕は堪え切れずに舞台へと続く階段を

一段飛ばしで駆け上がりました。

 

 

感無量でただ見惚れるだけの僕に、

 

… なにより大切なものが

  お前にはもう見えているだろう。

 

神様はそう仰ってくださいました。

 

虹は神様の愛そのものだったのです。

 

 

まともな言葉を神様にお伝えできるまでに

10分ぐらいかかったでしょうか。

 

仮に僕が愛の人だったとしても

僕を愛の人たらしめるのは

那智の瀧の神様が

共に歩いてくださるおかげです。

 

 

心からの愛と感謝をお伝えする間、

舞台には自分とちょびさんの二人だけで。

 

信仰心のない俺が

実は一番身近な神様だったってオチやな。

 

と、笑って話すちょびさんに

うんうん頷く自分(笑)

おかげで新年を新しいお札で

迎えることができるよ。ありがと!( ゚ω^ )

 

のりやすさんとアルテシマさんと

あとkyonさんのことも

この時に頭に浮かびましてね。

 

神様だけじゃなく、

みんながみんなお互いさまに

愛の人たらしめさせて

もらえているんだよなぁって思ったら

それまで見えていなかったものが

なんだかもう少しだけ見えた氣がして。

 

大切な人たちにも

心から感謝している自分を

神様は最後まで虹で見送ってくださいました。

ちょびさんという神様に改めて感謝!!

のりやすさんとアルテシマさんという神様にも感謝です!!

この感動はあのブログがあったおかげです。(◍´ಲ`◍)

そして昨年の高千穂に続くシンクロの

kyonさんという神様にも感謝です!!

 

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