翌日、摩周湖(カムイトー)にやって来ました。
カムイトーとはアイヌ語で『神の湖』、
シベリアのバイカル湖に次いで
世界で2番目に透明度の高いカルデラ湖だそうです。
なぜかアイヌ語の方がしっくり来るので
以下、カムイトーと呼びたいと思います。
まずは摩周第一展望台からの眺めです。
今回、初めてカムイトーを訪れましたが、
見た瞬間、思わず感嘆してしまうほどに
とても神秘的で侵してはならない尊さを感じます。
今年はなんだかんだと外出することに
二の足を踏むことが多く、
こうして初めて見る景色に無条件で
感動する機会も少なかったように思います。
心の赴くままにやって来たカムイトーで
物語の新たなピースをひとつ貰えたような、
そんな興奮がありました。
第一展望台からの眺めで
殊更に僕の心を捉えたのは対岸に聳える摩周岳、
アイヌ語でカムイヌプリ(神の山)の神聖さです。
一目見た瞬間から僕の目は釘付けになりました!!
次に来る時はあの火口のエッジを
自分の足でぜひとも歩いてみたいと思います。
ひゃ〜、来れて良かった〜〜〜っ!!(*´ω `*)。.:*・
この感動を胸に焼き付けて、
僕たちは摩周第三展望台へと向かいました。
第三展望台からの眺めで
際立つのはこんもり真ん丸の可愛い島、
カムイシュ島でしょうか。
アイヌ語で「神となった老婆」という意味だそうです。
カムイシュ島は『神の宿る島』として
今は上陸を禁じられているそうですが、
自分にはアイヌの人々が
神の山・カムイヌプリ に祈りを捧げる
神聖な場所だったのではないかと思えます。
動植物や自然に神(カムイ)が宿るとする
アイヌの価値観は八百万の神の恵みに感謝する
和の心そのものであり、僕たち人間もまた
自然(カムイ)の一部なんだという想いが
改めて僕の心に溢れて来ました。
天の岩戸を開くとは、
つまりはそういうことだと思うんです。
自分もまた自然の一部である
という真理に気付くこと。
ただそれだけで自然(カムイ)の意思が
見えてくるのです。
カムイトーとカムイヌプリ を前に
僕はこの自然(カムイ)の一部となって
どうしようもなく祈りたい気持ちになりました。
一緒に明るい未来を創っていきましょう、と。
手を合わせて祈っていると
ゴーゴーと強い風が吹いて来ます。
カムイヌプリ からカムイトーを渡って
この展望台まで吹き上げて来ます。
髪が吹き飛んで行きそーっ!!o( ̄▽ ̄;)三(; ̄▽ ̄)o
全身で風を受け、
自分自身も含めたすべてに感謝して。
祈りを解き放ったカムイトーの空に
この動画のような映像が重なるのでした。
アウトロの壮大なメロディーが大好きな曲です。
Tim McGraw & Faith Hill / Cowboy Lullaby
観光地で何やってんだか…。
笑ってやってくださいね。 ( ̄▽ ̄;)
つづきます。