JR西日本が翌朝のダイヤを
一部計画運休すると発表した夜。
龍神の道開きによって
大雨の降る中を一路、西北西に進んで
やって来たのはえびす様の総本宮・美保神社です。
雨も上がった曇天の下、
毎年こうしてお参りできることの
感謝を申し上げながら鳥居をくぐりました。
何度もお参りしている神社ですが、
美保神社の神様と
お話ししたことはまだ一度もありません。
それでもどうして美保神社に
僕はこんなに惹かれるのでしょうか。
それは、
旅の始まりに
ただ静かに心を寄せると
見えない世界の扉が大きく開かれる。
僕にとって美保神社は
そんな神聖な場所だからです。
広くがらんとした拝殿は、
これから始まる物語を
目一杯詰め込むための福袋のように思えます。
石砂利を踏みしめながら、
拝殿と本殿の周りをぐるりと一周して、
これから始まる物語に心を寄せる。
それはまるで僕だけの儀式。
すると僕の心は龍となって、
この美保神社から海を隔てて聳え立つ
霊山へと決まって飛び出して行くのです。
時計回りにぐるりと一周。
僕だけの秘密の儀式を終えると、
見えない世界のベールは取り払われていて。
そこは物質と精神が調和する
一元性の世界への入り口のようです。
早速、モンシロチョウが出迎えてくれました。
さあ、開かれた扉のその先へ。
大きく目を見開いて、
狛犬さん達もその道を示してくれています。
たくさんの逢いたい存在たちを想って
熱く高鳴る胸。
「いざ行かん!!」( ・`ω・´)
こうしてまた新しい物語がはじまりました。
RADWIMPS / ココロノナカ
つづきます。〆(・ω・。)