「遠いところに行きたいなぁ…。」

 

日常の中でふとそう思う時、

思い浮かべる場所の一つが上高地です。

 

僕にとって自然に触れることは、

心をニュートラルに保つためだけでなく、

地球と対話しながら友情を育むような、

そんな歓びでもあるんです。

 

 

小学生の頃、道端に生える雑草に

話し掛けたことを日記に書いて、

先生に家庭訪問されたことがあったのですが、

今はこうして自らの感性のまま自由に

書かせていただけることがとても有り難いです。

 

今回のブログでは、

私、ことのはが案内役となって、

皆さんを上高地散策へとお連れします。

皆さんの心に爽やかな風が吹きますように。

 

どうぞ最後までお付き合いください。(◍´ಲ`◍)

 

 

ことのはと上高地を歩く。

さあ、焼岳を望む大正池から出発です!!

 

森高千里 / 風に吹かれて

 

PCからご覧いただいている方は、

ぜひ再生ボタンを押してお楽しみください。

オーガニックなサウンドがとても素敵です。

 

マップは上高地公式サイトよりお借りしました。

 

今回の散策コースはオレンジでラインを引いた

およそ10kmの行程です。

 

 

ここ大正池は、大正4年、

焼岳の大噴火による土石流が

上高地を流れる梓川を堰き止めてできました。

 

この素晴らしい風景を創った焼岳に、

大正池の透き通る水に、さえずる鳥達に、

まずは朝のご挨拶をして、

森の中へと歩を進めていきましょう。

 

 

お日さまにも朝のご挨拶を。

 

この日の天気は下り坂の予報でしたが、

爽やかな秋晴れの空が広がっています。

 

 

森の中をしばらく歩いていると、

立派な角を生やした鹿のような木がありました。

キノコが生えてちゃんと耳に見えたりして。

自然が創り出すアートを楽しめるのも

上高地の魅力のひとつです。

 

 

おっと。今度は前方から、

ニホンザルがノシノシ歩いてきましたよ。

 

(´∀`σ)σ「おはよう」

 

 

大山神社では山の神様にもご挨拶を。

 

ひっそりと佇む小さな神社ですが、

上高地に来ると必ずお参りする神社です。

マップ上の田代橋を渡ったすぐ先にあります。

(橋には『ほたかはし』と書かれていました。)

 

 

こちらは英国人宣教師ウォルター・ウェストン碑。

上高地の魅力を世界に発信するとともに、

登山の楽しみを日本人に伝えた人物です。

 

個人的に“山を愛する宣教師”というところが、

とても興味深く思えるんですよね。

 

因みにこのウェストン碑の前を流れる

せせらぎの雰囲気がとても好きです。

 

 

上高地ルミエスタホテルで少し休憩したら、

川辺に降りてみましょうか。

 

はぁ、なんだか懐かしい。(*´︶`*)

 

梓川の水はアルプスの雪解け水です。

ぜひ手に触れて上高地を五感で感じてみてください。

どうですか?(笑)

 

 

河童橋からは穂高の山々が一望できて、

まさに上高地!!といった景観が楽しめます。

この日もたくさんの観光客で賑わっていました。

 

さあ、ここから岳沢湿原に入っていきますよ〜。

 

 

これは僕が特に心を惹かれた木のひとつです。

 

上高地の森の中にはこのように

生命力溢れる木がたくさんあります。

 

もしお気に入りの木を見付けたら、

ぜひその木を元気付ける言葉を

心の中で掛けてあげてください。

とても爽やかな気を放ってくれますよ。

 

 

上高地の魅力、自然の神性を

最も身近に感じられる岳沢湿原へは

できれば午前中、もしくは出来るだけ

光の多い時間帯に訪れるのがオススメです。

 

ぜひたっぷり時間を取って、

たくさん寄り道してくださいね。

 

 

上高地の豊かな自然の中で

鮮やかな朱い実がなっていました。

きっと今頃は紅葉が美しいでしょうね。

 

 

湿原を抜けた森の中、

勢いよく水が流れる小川がありました。

輝く水が立てる白い飛沫が余りにも神聖で、

その眩しさは感動すら覚えるほどです。

 

 

友人のはちみつ君も同じように感じたそうで、

動画を撮ってくれていました。

 

ぜひご覧ください!!

 

さて、明神池・穂高神社奥宮にお参りしたら、

嘉門次小屋で少し遅いお昼にしましょうか。

 

この嘉門次小屋は、

前述したウェストンさんの山案内人を務めた

上條嘉門次さんが明治13年に立てた山小屋です。

囲炉裏で焼いたイワナの塩焼きが名物だそうですが、

蕎麦も美味しいですよ!(しかもリーズナブル!)

 

さて、そろそろ帰路に着く時間です。

 

上高地バスターミナルまで約3km、

梓川右岸に比べて左岸は平坦な道ながら、

見どころが少なく、アクセス重視のルートです。

 

 

それでも途中、岩の上から身を乗り出して、

見送ってくれているかのような木と出会いました。

 

「楽しい一日をありがとう。」

 

なんて、心の中で

声を掛けて通りましたけどね(笑)

 



ことのはと歩く上高地、いかがでしたでしょうか?

 

秋が深まりゆくこの季節、

上高地の魅力を少しでも

お伝えできていれば嬉しく思います。

(もうかなり寒いと思いますので防寒着もお忘れなく!)

 

最後まで一緒に歩いてくださって、

どうもありがとうございました!!ヾ(o゚∀゚o)ノ