“霊験あらたかな山”と言って
真っ先に思い浮かべる山、それが石鎚山です。
家族の困難に直面した時、
僕を奮い立たせてくださったのは石鎚の神様でした。
我が家の神棚の神様である
天草四郎さんと出会ったのも石鎚山でした。
ブログを始める動機となったのも石鎚山でしたし、
ちょうど一年前に書いた『太陽』は、
今もこのブログ“綴ることのは日記”の
重要なマイルストーンだと感じていて、
そこにもまた石鎚の神様のお言葉がありました。
今、感じるすべての幸せは、
間違いなく石鎚の神様のおかげです。
湧き上がる一年分の感謝の気持ちと
大好きな神様にお会いできる歓び、興奮を
ザックいっぱいに詰め込んで、
10月27日、僕たちは山頂を目指し、歩き始めました!
A Million Dreams (from The Greatest Showman)
今回のパーティーは、医事課のちょびさんの他、
半ば強引にお誘いした友人のドクターの3人です。
人生の節目である厄祓いのご祈祷に
毎年お付き合いいただいている友人のドクター。
僕が心の拠り所とする石鎚山の素晴らしさを
ぜひともお伝えしたい!とずっと思っていたのです。
それに石鎚の神様も、友人のドクターのことを
大層、気に入られるだろうという確信もありましたし。
フカフカの落ち葉の絨毯が敷き詰められた秋の石鎚山。
このメンバーで登ることのできる幸せを
一歩一歩、踏みしめて歩きました。
石鎚山遥拝の鳥居。
目に映るものすべてが美しく感じられたこの日。
とりわけ秋風に棚引く
しめ縄の垂れの清々しさは格別でした。
しばし立ち止まって感動する僕には、
帰りのこの場所で、ちょっとした出来事が
起きることなど知る由もなく。 (^▽^;)
石鎚山の木々たちは、
皆それぞれに高い霊性を備えています。
晴天に恵まれたこの日、
木々たちも思い思いの秋を満喫しているようでした。
それでも台風の影響でしょうか。
浅く根を張った木が倒れている姿を幾つか目にしました。
“信仰心や霊的感性を磨くことも結構だが、
日々の生活にしっかりと根を張って生きること。
それが実は一番尊いことなんだよ。”
生きながら倒れる木々たちから
そんなメッセージを受け取って、
倒れても尚、与えようとするその霊性の高さに、
僕は得も言われぬ気持ちになりました。
僕には倒れた木々たちに与えられるものが
何もないように思えました。
そのメッセージを受け止め、受け継ぐことの他には。
ところで、以前Keizoさんのブログ
(『スピリチュアルの記』のこちらの記事)で
成就社の役行者様から真言がいただけるという
有難い情報を頂いておりまして、
(何度もお参りしていながら、全く気付きませんでした…。)
頂いた真言を早速、唱えて登ったのですが、
息が上がることもなく、スイスイ登ることができました。
役行者様の真言の力、本当に凄いです!!
怪しい言動は承知の上で、
友人のドクターにも試してもらったぐらいです(汗)
イノシシのようなこの木も、登山者の安全を見守ってくれています。
さて、石鎚山を成就社ルートで辿ると、
夜明峠と呼ばれる場所があります。
一気に視界が開けるこの場所から見上げる
石鎚山の美しい紅葉を期待していたのですが…、
すっかり紅葉の時期は終わっていました。
早ぇ~。(; ̄ー ̄A
しかも山頂付近は濃い霧で覆われています。
少しげんなりした気分になって
写真すら撮らなかったのですが、
歩を進め、高度を上げていくにつれて、
徐々に霧が晴れて、太陽が出てきました。
「おぉ~。」( ゚∀゚)o
一の鎖近くにお祀りされている天狗様にも手を合わせてご挨拶。
因みに石鎚山に登っていると
時折、とてもいい匂いを感じることがあります。
毎回、辺りに生える植物の葉を手に取って
直接匂いを嗅いでみるのですが、
これ!っていう植物の葉がないんですよね~。
イメージとしては、写真に写るクマザサを
蒸しているような甘くて温かい匂いなんですけど、
真相はよくわからないまま、
ぼやっと歓迎のサインとして受け止めています(笑)
この日も何度もそのいい匂いが漂ってきて、
その度に、石鎚の神様にお会いしたい!
という想いは、加速度を増していきました。
さて、二の鎖を過ぎた辺りで
挨拶を交わす下山者のおじさんから、
「今から登る人はラッキーだね~!
俺らが山頂にいる間中、
ずっと真っ白で、凍えながら飯食ったんだよ。」
そう言われて見上げた山頂は、
濃い霧が晴れて、太陽が燦々と輝いていました。
「おおぉぉぉ~!!!」(*゚∀゚)o彡
それはまるで石鎚の神様が僕たちの到着を
今か今かと待っていてくださっているかのように。
山頂まであと少し!
山全体を覆う霊性を感じていただけるでしょうか?
そんなふうにして、ようやく到着した山頂。
最後はとうとう抑え切れずに早足で登る僕たちを、
石鎚の神様は、
見渡す限りの青空で迎えてくださいました。
感動と感謝の気持ちがどうしようもなく溢れて、
山頂からの景色に目もくれず、
僕は真っ先に神様の元へと駆け寄ったのでした。
次回、一年ぶりに果たせた石鎚の神様との再会と
不思議なお話へとブログは続いていきます!
この霊験あらたかな山、石鎚山の感動と興奮を
皆さんと分かち合うことができたら幸せに思います。
つづきます!(◍´ಲ`◍)