台風の影響を考慮して、
朝9時過ぎのフェリーで宮島を後にした僕たち。
当初、宮島の大聖院にお参りする予定でしたが、
それはまた、次回のお楽しみです。
という訳で、計画を変更して
大頭神社にお参りすることにしました。
実は、もし時間に余裕があれば、
みんなを案内したいと思っていたのです!
2年半ぶりにお参りする大頭神社。
境内を進むと、狛犬さんたちが、
「おっ!なんか変な4人連れが来たぞ。」
「あいつら何者だ!?」的な…(笑)
やや警戒した面持ちで、じ〜っと凝視しています。
そんな狛犬さんたちの強い視線を感じつつ、
ツカツカ階段を登ってご挨拶しました。
「おはようございます!
久しぶりにお参りに来ました。
今日は職場の同僚も連れて来ましたよ。」
そうお話しすると…。
この表情です(笑)
覚えていてくれたのか、はたまた、
ただ参拝を喜んでくれたのかはわかりませんが、
溢れんばかりの笑顔で
僕たちを大歓迎してくれました!!
本殿でご挨拶した後、
ゆっくりと摂社・末社を見て周ったのですが、
特にこちらの二社から、
僕はとても良い気を感じました。
大頭神社の奥には、
後ほどご紹介する立派な滝があるのですが、
こちらの龍神社にお参りすれば、
しっかりと滝におられる龍神様に
お取り次ぎしてくださるように思います。
こちらの恵比寿社からは、
絡まった心の糸も解けていくような、
恵比寿様らしい優しい温もりを感じます。
おめでたい彫刻やお面もお祀りしてあって、
恵比寿様への愛も感じる素敵な雰囲気でした。
さて、3人がお参りし終えるのを見計らって、
「とっておきの場所がありま〜す!」
と、みんなを本殿右手から奥へと案内しました。
桜井識子さんが2冊目に書かれた
本の中でご紹介されていて、
2年半前、僕も実際に訪れてみたのですが、
とても素敵なところだったんです。
みんなと一緒に、
僕もまた行きたいと思っていた場所、
それがこちらの妹背の滝です!!
狛犬さんの写真の右側に
写っているのが雌滝で、こちらが雄滝。
二つ合わせて『妹背の滝』と呼ばれています。
この神聖な場所に、
再び訪れることができただけでなく、
大好きな同僚たちと来れたことが嬉しくて、
滝の姿を一目見た瞬間にはもう
テンションMAXになってしまいました(笑)
みんなもとても喜んでくれました。
ほとばしる水飛沫があまりにも美しくて、
僕はもう濡れても構わないような気持ちで、
滝のすぐ下で手を合わせて、
感謝の気持ちをお伝えしました。
すると、
… よく参ってくれたな。
… お前は、人を幸せな気持ちにさせる
力のある人間だ。
“ひとつ、お前に頼みがある。”
僕にはそう仰ったように聞こえて、
龍神様の次の言葉を待ったのですが…。
……………。
滝はただ勢いよく流れるばかりです。
しばらく沈黙が続きました。
………。(´・ω・`)ん?おや???
そう思った僕は、
「はい。僕に出来ることがあれば、
なんでも仰ってください。」
と、畏れ多くも、次の言葉を促してみました。
すると、どうやら龍神様も
「っ!?」と思われたようで、
再び、言い直してくださったのですが、
今度は、滝の音に搔き消されて
よく聞き取れません。(´・ω・`;)
三度ほど言い直してくださったでしょうか。
(実はいつもこんな感じなんです。)
… ひとつ、お前の願いを申してみよ。
ようやく聞き取ることができました(笑)
が、しかし!!
今度は、願い事が思い付きません。
再び、流れる沈黙…。
(´・ω・`)…ん〜。
再三にわたる沈黙の後、
「家族三人、健やかで幸せに
過ごさせていただいています。
(またこうして龍神様に
お参りさせていただけただけで
有り難くて、)僕には感謝しかありません。
ありがとうございます。」
そうお伝えしました。
… そうか、わかった。
では、私はますますお前が
たくさんの人に幸せを感じさせる
ことができるよう、力になることにしよう。
もちろん僕にそのような力が
あるのかどうかはわかりません。
自惚れるつもりもありませんし、
ひけらかすつもりも毛頭ありません。
ただ、妹背の滝の龍神様は、
日々そうなりたいと願う僕の心を汲んで、
身に余るようなお言葉を下さったのです。
僕は胸がいっぱいになりました。
そこで、僕が次にとった行動は、
大切な同僚たちに
龍神様のお心と御神徳を伝えることです。
「みんな、ひとつずつ、
龍神様にお願い事をするといいよ。」
すると、みんな、僕を信じて、
一心に滝に手を合わせてくれました。
なんだかそのことも嬉しくて、
僕は心からの感謝をもう一度お伝えしました。
すると、
… 今日は良い日だな。
ともに、今日の良き日を覚えておこう。
そう仰ってくださいました。
このブログを見てくださる皆さんにも、
妹背の滝の素晴らしさをお伝えしたくて、
動画を取ってみました。
そして、そんな写真や動画を
夢中で撮る僕を、後ろから撮る同僚(笑)
内に秘めていたつもりの興奮が
ダダ漏れですねぇ…。(=^▽^=;)
一青窈 / うんと幸せ
何気ない日常の中で僕たちが感じる幸せや
誰かや何かを好きな気持ちは、
必ず僕たちの隣りにいる誰かを
幸せな気持ちにさせることができると
僕は信じています。
今、僕が感じているこのささやかな幸せが、
ボレロのリズムのように、
たくさんの人たちの心に伝わりますように。
そして、それは僕の幸せでもあるのです。
龍神様と同僚たちとの5ショット!!(笑)
妹背の滝からの帰り道。
大頭神社の境内にある橋の上で、
カマキリが僕たちを見送ってくれました。
鮮やかな緑。
それは龍神様の色でしょうか?(◍´ಲ`◍)
10月6日。
妹背の滝の龍神様と約束を交わした
かけがえのないこの一日を、
僕は一生忘れません。