これまで、このブログでは、

地元・京都の寺社をご紹介する機会が

あまりなかったように思います。

そこで、今回は、先日お参りした

下鴨神社について書いてみようと思います。

 

この日、下鴨神社(賀茂御祖神社)では、

『糺(ただす)の森の光の祭』という

夜のライトアップイベントがありました。

 

友人との待ち合わせ時間より

随分早く着いたので、

まずは一人でお参りすることにしました。

 

地元でありながら、お参りするのは

実に4、5年ぶり(もっと?)になるでしょうか。

 

 

中門をくぐると、その先に本殿と

干支を守る神様が祀られた言社があります。

本殿と自分の干支の言社の神様に手を合わせて、

「また夜にもお参りに来ますね。」

そう、お伝えしました。

 

いつもと変わらない下鴨神社でしたが、

久しぶりにお参りできたことで、

とても清々しく晴れやかな気分になりまして…。

荷物になることも承知の上で、

思わず絵馬と縁起物の土鈴を頂いて帰りました(笑)

 

葵祭の絵馬と茄子の形をした可愛らしい土鈴。

 

 

高野山で見て以来、釣灯籠にとても心惹かれます。

その美しさに誘われるようにして

お参りした摂社の比良木社。

 

この神社の周辺に植えた木は、

どんな葉も柊のようにギザギザになるのだそうです。

 

へ〜。 (о・。・о)

 

今まで下鴨神社には何度もお参りしていますが、

よくよく考えてみると、

こうして神様に感謝の気持ちを持って

お参りさせていただいたのは、

初めてかもしれません。

 

心の持ちようが変われば、

見え方・感じ方もまた変わるもんですね。

のんびりと一人、境内を歩きました。

 

比良木社に近い御手水の横には古い井戸がありました。

 

三方を山に囲まれた京都市には、

豊富な地下水脈が広がっていると言われています。

ほっこりした気持ちで見る古い井戸は、

山紫水明の地、古き良き京都の面影を

僕に偲ばせてくれました。

 

上賀茂神社も下鴨神社も、僕が真っ先に思い浮かべるのは、朱色の楼門です。

 

境内にある舞殿や橋殿には、すでに球体のオブジェが配置されています。

 

糺の森にも、卵型のオブジェが並んでいました。

 

さてさて、待ち合わせの時間になり、

友人と合流して、徐々に日が沈みゆく頃…。

 

いよいよ『光の祭』の始まりです。

 

たくさんの人波に紛れて歩く糺の森。

 

昼間の風景が、

どんなふうに変わるのかと言うと…。(・・ヽ)

 

ジャ〜〜〜ン!こんな感じです!

 

色鮮やかに次々とその表情を変えていく糺の森。

 

た、糺の森が…なんだか毒々しい!!(笑)
 

 

歩き始めは、

やっぱり自然の美しさそのままがいいなぁ…

なんて思っていたのですが、

本殿に、一歩、一歩と近付いて

神域感が増していくにつれて、

人工的な光と音は、見事に調和されていって、

この鳥居に着く頃には、

とても幻想的に感じるようになっていました。

 

 

そして、楼門をくぐって、

境内に一歩足を踏み入れると、

その幻想さは、より一層強くなりました。

 

夜の楼門。とても幻想的です。

 

球体のオブジェによって、橋殿も夜にはこんな表情に。

 

なんだかとても癒される光です。

 

 

たくさんの人で賑わう境内から、

中門をくぐって、再び本殿にお参りしたのですが、

「おや?」っと思いました。

昼間とは明らかに雰囲気が違います。

どっしりとした神様の存在を感じます。

 

なんと!下鴨神社の神様がいらっしゃいました!!

 

しかも、たくさんの人たちが参拝に来ていることを、

にっこりとても喜んでおられるご様子です。

 

「ぅわぁ〜」(◍´ಲ`◍)

 

初めて感じる下鴨神社の神様に

僕は思わず感嘆の声を上げました。

もう感無量です!!(笑)

 

さらに驚いたことに、

京都市内の街中にいるにも関わらず、

本殿背後に神体山があるように見えるのです。

(あくまで個人的な感想ですが、)

その山は、中国地方、

とりわけ山陰(鳥取か島根)辺りの

雰囲気を湛えているように感じました。

 

我ながら単純なヤツだなぁと思いますが、

下鴨神社の神様がいらっしゃる、

そのことを知ってから

再び見る境内の光は、また格別で(笑)

 

楼門をバックに、

人々のシルエットが浮かび上がる

光の球体を見つめながら、

僕は宇宙にいるような錯覚さえ覚えました。


 
宇宙。
 
今年の7月、那智の瀧の神様のお導きで
参拝した天河大弁財天社では、
自分と宇宙との繋がりを強く感じました。
 
それでも、僕は、空間把握力が弱く、
理屈ではわかっているつもりでも
未だに星空を2次元的に捉えがちです。
うっかりすると、月さえも
薄焼きお煎餅に見えてしまう程です。( ̄ー ̄;
 
3次元で、いやもっと多次元で
宇宙を感じることができたら、
どんなに素敵だろう…。
そんな想いは、
天河大弁財天社にお参りして以来、
僕の中でより一層強くなっていきました。
 

平原綾香 / 星つむぎの歌

 

余談ですが、動画の冒頭、

平原綾香さんが揺れるペンライトの光に

思わず「ぅわぁ〜」と感嘆される様子が、

初めて下鴨神社の神様を感じた瞬間、

僕が思わず漏らした「ぅわぁ〜」とも

重なって見えるような気がします。

 

これからも素敵な気付きや感動を、

そして素敵な「ぅわぁ〜」を、

皆さんと一緒に感じられますように。