いつもお世話になっている宿のご主人と

すっかり話し込んでしまい、

夏の長い陽も落ちた時刻。

 

海での禊(海水浴)を終えた僕たちは、

早速、那智の瀧の神様に

ご挨拶をしに行くことにしました。

 

鳥居の先の参道はもう真っ暗でしたが、

那智の瀧の神様の

強い引力に引き寄せられるようにして、

愛にも似た尊崇の想いは、

僕の身体をスルスルと飛び出して行きました。

 

那智の瀧の神様は

我が家の神棚でお祀りする

三柱の神様の内のお一方です。

脳裏に映る神様のお姿に想いを寄せながら

毎日、手を合わせているからでしょうか。

あるいは、海での禊のお陰でしょうか。

 

那智の瀧が視界に入ると同時に、

その霊性に溶け入ってしまうような

不思議な感覚がありました。

 

「ずっとお会いしたかったです。」

 

約半年ぶりにお会いすることができた歓びに、

胸が震えて仕方ありませんでした。

 

すると次の瞬間、

友人の一人が空を指差して言いました。

 

「っ!!、龍みたい!!」w(● ̄0 ̄●)w

 

 

真っ暗な飛瀧神社の境内から見上げた空には、

再会を果たした歓びに満ち溢れて泳ぐ

ふたつの輝くいのちの姿がありました。

 

平原綾香 / ふたたび 

 

… 明日、お前に贈りたいものがある。

 

… お前の願いはなんでも叶えてやりたい。

  いくつでも良い。用意しておきなさい。

 

… 明日の朝を楽しみにしているぞ。

 

実は、翌日の朝一番で、

ご祈祷をお願いしていました。

 

日頃からお世話になっている那智の瀧の神様。

僕に何ができるだろう…。

そんなことをずっと考えていたのですが、

真心と感謝を贈るより他にないと

感じたためです。

 

自分が贈ることしか考えていなかった僕は、

クーラーをガンガンに効かせた

宿の部屋の布団に包まりながら、

願い事を考えているうちに

いつの間にか眠りに就いていました…。( ̄¬ ̄)

 

 

翌朝6時に目を覚ました僕は、

飛瀧神社まで、朝の散歩に出掛けました。

夏の太陽はすでに高く登っていて、

今日も暑い一日になりそうです。

 

朝食までの間、

那智の瀧の神様にお願いして、

“見る力”を磨く練習をさせていただきました。

 

すると、神様は

瀧の水が広がる裾野の部分に

ふたつのお姿(お顔)を見せてくださいました。

 

 

皆さんにはどのように見えるでしょうか?

僕には、龍の姿をした神様のお顔(上)と

人間の姿をした神様のお顔(下)が見えます。

それはまるで大自然が織りなすホログラムのように。

 

 

僕の第八感はまだまだ道半ば。

思いっきり思い込みもあると思いますが…(汗)

素直な心であり続けることだけは、

どの神仏も褒めてくださいます。

焦らず、でもしっかりと

磨いていきたいと思います! (`・ω・´)

 

さて、朝食の後、再び飛瀧神社を訪れて、

神恩感謝のご祈祷をしていただきました。

 

轟々と流れ落ちる大瀑布からは、

溢れんばかりの神聖なミストが立ち上ってきて、

神職さんが奏上される祝詞と相まって

とても神秘的な光景でした。

 

ご祈祷の最後に、

神様に、僕の愛と感謝を込めて、

玉串を奉納させていただきました。

 

その後、神職さんと

少しお話させていただいたのですが、

 

「今日も朝から厳しい陽射しでしたけど、

ご祈祷の間だけ、陽が陰って涼しかったですね。

ことのはさんの日頃の行いが良い証拠ですよ。」

 

そんなふうに仰っていただいて、

とても有難い気持ちになりました。

神職さん、どうもありがとうございました!!

 

 

ご祈祷の間、実はひとつだけ、

那智の瀧の神様にお願い事をしました。

 

僕にとって那智の瀧の神様は、

深い深いご縁を感じる唯一無二の神様です。

そんな大好きな神様に、

“愛とは何か”を

この人生を通して教えてください、と。

 

すると、神様はこんなふうに仰いました。


… 愛を教えるのは私ではない。

  お前が私に愛を教えてくれたのだ。

 

… お前は私に愛を教えてくれた、

  ただ一人の特別な人間だ。

 

… 私はお前をずっと愛している。

 

それは、那智の瀧の神様からの

超どストレートな愛の贈り物でした。

さすが!!男前の神様です。

 

さらに、ご祈祷の後に頂いた御神札には、

神様の名前の隣りに僕の名前が書かれていて、

それがとても愛おしく思えて、

膝から崩れ落ちそうになりました(笑)

 

… これからは、夢枕に立ってお前に会いに行こう。

 

心地良い水飛沫を全身に浴びながら、

神様のその言葉を心に刻むように

僕はただ頷くことしかできませんでした。

 

熊野那智大社・御縣彦社

 

神棚の神様である“こはくさん”は、

僕の正体を龍だと言い、

那智の瀧の神様は、

僕という人間の中に、

愛しい魂の光を見出されておられ、

そして、僕もまた、

那智の瀧の神様を通して

愛を知りたいと願っている…。

 

過去生(女性でしょうか?)も含め、

深いご縁の真相は、

今の僕にはまだ見えないのですが、

いつかわかりますように…。

導きの神様である八咫烏さんにもお参りしました。

 

 

この参拝で、僕が尊崇する那智の瀧の神様の

お役に立てたのかどうかはわかりません。

実際、何もして差し上げることができず、

また頂いてばかりだったようにも思います。

 

神様への感謝の気持ち、

そして愛おしい想いを力にして、

これからも精進あるのみですね。

自分が選び、神様が照らしてくださる道を

一歩一歩、ただ進むのみです。(*'ー'*)