前回のブログのつづきです。

 

伊勢であずき尽くしの朝食を満喫した後、

道中、神社通の友人トッティ―が勧めてくれた瀧原宮や

熊野三山のひとつである熊野速玉大社に立ち寄りながら、

目指すは、昨年、初めて訪れて以来、

大好きな場所のひとつとなった那智の滝。

そして、その際、とても有難いことにご縁をいただいて、

この一年間、我が家の神棚にお祀りしているうちに、

ますます大好きになった那智の滝の神様。

「今、会いに行きます!」

そんな思いで、昨年と同じく

那智の滝に一番近い宿に到着しました。

 

チェックインの後、案内していただいた部屋の窓から、

勢いよく水しぶきを上げて流れる那智の滝が

僕の目に、真正面から飛び込んで来ました。

それはまるで、神様の方から

「ようっ!」と出迎えてくださったようで、

とても嬉しい気持ちになりました。(≧ω≦。)

 

荷解きもそこそこに、

早速、神様に会いに行こう!としたところで、

友人の財布が見当たらないことに気付きました。(゚A゚;)!!

 

車の中に落ちていないか、

荷物のどこかに紛れてないか、

3人で何度も探しましたが、見付かりません。

午後4時を過ぎていたこともあり、

財布をなくした友人は、

「大丈夫だから、お参りに行って来て。」

と言いますが、そういう訳にはいきません。

 

とは言え、探せる所は探し尽くして、途方に暮れる僕は、

思わず窓越しに見える那智の滝の神様に

「お願いします!友人の財布が無事に見付かりますように!!」

そう願わずにはいられませんでした。

 

すると、ちょうどその後ろで、

先ほど立ち寄った熊野速玉大社に問い合わせていた友人の

安堵した声が聞こえてきました。

どうやら社務所で預かってくださっているようです。

 

ホっと一気に緊張が解けた僕は、

また窓の向こうの那智の滝の神様に向かって、

「ありがとうございます!」とお礼を言いました。

 

 

さて、一年ぶりの再会で、

早速、神様に助けてもらった僕でしたが、

今回、この一年間の感謝を申し上げるとともに

あることをお伝えしなければならないと思っていました。

 

というのも、昨年のブログ(こちら)を見ていただけると、

その経緯がよくわかると思うのですが、

実は、昨年、那智の滝の神様に

「重ねて祀ってくれてもよい」

と言っていただいた、そのお心を、

『御神札は重ねてお祀りしてもいい』のだと、

すっかり誤解してしまった僕は、

その後、何柱もの神様を重ねてお祀りしていました。

 

ところが、先日、桜井識子さんがブログを通じて、

神棚で神様を丁寧にお祀りする方法を教えてくださった中で、

「一社の空間につき一柱の神様、これは厳守です。」

というアドバイスをくださったことで、

昨年、那智の滝の神様が、

一歩、二歩どころか、

一万歩も百万歩も譲って僕にご縁をくださった、

そのお心を誤解していたことに初めて気付いたのでした。

 

とはいえ、三社造りの我が家の神棚。

天照大御神様と氏神様の他に、

特別なご縁をいただいている石鎚の神様をお祀りすると、

那智の滝の神様をお祀りするお部屋はありません。

泣く泣く御神札をお返しするしかないのですが、

この一年間、本当にお世話になって

今では僕がすっかり心を開いている那智の滝の神様です。

「年に一度、必ず会いに来ます!」

そうお伝えして、御神札をお返ししようと思っていました。

 

すると、那智の滝の神様が

まさに勢いよく水しぶきを上げて流れる滝の如く、

 

… わたしなら、お前を全力で守ってやれる。

… お前の父親と母親をしっかり守ってやれる。

… お前が思いのままに力強く世の中で活躍できるよう、

  お前の行く道をしっかりと照らしてやれるぞ。

…(だから)これからもわたしとともに歩まぬか?

 

そう、とても情熱的に語り掛けてくださいました。

 

僕が尊崇する大好きな那智の滝の神様です。

轟々と流れ落ちる大瀑布を前に、

気付けば、

「よろしくお願いします!」

そう答えている自分がいました。

 


 

どうお祀りすればいいのかわからないまま、

新しい御神札を大切に抱えて歩く宿への帰り道。

 

「明日の朝、早起きして、お祀りの仕方を

 直接、那智の滝の神様に相談してみよう。」

そう思うのでした。

 

つづきまっす!