桜井識子さんの本を

ガイドブックに携えて1泊2日高野山の旅。

 

早朝、医事課のちょびさんと

臨床工学技士の大仏君の友人2人と

待ち合わせをして向かったのですが、

くねくねと曲がる山道の先に

突如、デデ~ンとそびえ立つ大門が目に飛び込んで来た瞬間、

一気にボルテージが上がる3人。

高野山に来たぞ~~~~っ!!!

 

まずは大門で空海さんにご挨拶。

はじめまして。空海さんにお会いしに、

京都から来ました、ことのは(実際は本名)です。

どうぞよろしくお願いします!!

 

ご挨拶の後、まず初めに向かったのは、弁天岳(984.5m)。

登山口から山頂までは、徒歩30分弱の道のりです。

 

 

いや~それにしても体が重い…(汗)

実は、前日の夜、職場の親睦会がありまして、

楽しく飲んで、語って、酔っ払って…。

ご想像どおり、寝不足と二日酔いで絶不調だったのですが、

高野山高校のグラウンドから聞こえる野球部の掛け声に励まされながら、

ハァハァなんとか山頂に到着しました(笑)

 

 

嶽弁天さんにお参りした後、

嶽弁天社近くの大きな切り株をテーブル代わりにして

少し早めの立食ランチ。

なんと!友人が弁当を作って来てくれたのです!

 

料理屋の息子・大仏君が作って来てくれたボリューム満点のお弁当。うまーい!!

 

嶽弁天さんにお参りして、山頂で弁当を食べたら、

寝不足も二日酔いもすっかり吹き飛びました!!

 

さて、元気が出てきたところで、

ここからは徒歩で、てくてく高野山観光です。

 

高野山のシンボル的存在、壇上伽藍。

 

一周回せばお経一回分の功徳がいただけるという六角経堂。

 

日本史の教科書に出てきた金剛峰寺。ここか〜(笑)

 

本日のお宿である金剛三昧院には早めのチェックイン。

 

桜井さんが本の中で、

「宿坊の方がとても親切です」と紹介されていたのですが、

チェックインの際、受付のおっちゃんが

「ことのは(実際は本名)さん 御一行さん

 3名さん ご到着されました~~~!!!」

と、高野山中に響き渡りそうな大きい声で楽しく迎えてくださって、

3人とも吹き出しつつ、照れ笑いでチェックインしました(笑)

 

高野山に現存する最も古い建造物、国宝の多宝塔。

 

金剛三昧院で一番心に残ったお地蔵さま。

 

金剛三昧院の精進料理(ご飯はおかわり自由です!)。

 

ボリュームもあって、とても美味しかったです。

料理はやっぱり出汁なんだなぁと勉強になりました。

 

ところで、夕方から降り出した雨は、

夜にはすっかりどしゃ降りになっていて、

翌日の予報も大雨となっていました。

 

友人とは「明日、あまりにもひどい雨だったら、

奥之院に行くのはやめようか」という話もしていたのですが、

どうしても奥之院に行きたかった僕は、

就寝前、宿坊の外に出て、

勢いよく雨が落ちる高野山の真っ暗闇に向かって、

空海さんにお願いをしてみました。

 

「明日は雨が上がって、奥之院にお参りできますように」と。

 

すると、空海さんが

 

… 小雨の降る奥之院も趣きがあって良いものだぞ。

  奥之院へも必ず参ってくれよ。

 

と、おっしゃってくださいました。

 

そうか!明日の朝には小降りになるんだな!

と、空海さんから教えてもらった僕は、

友人にも「小雨の奥之院もいいらしいよ」と

それとな~く伝えてから、安心して眠りに就きました。

 

空海さんが、必ず参れよ、という

まだ見ぬ奥之院に思いを馳せつつ…。

 

つづく。