まだまだ寒い中にも
春らしい陽射しを感じるようになってきましたね。
さて、僕には毎年この時期になると聴きたくなるアーティストがいます。
それがZARDです。
僕がZARDと出会ったのは1992年。
以来、10代、20代と、僕の生活のそばには、
いつもZARDの詞と音楽がありました。
生き方や価値観なんかも、かなり影響を受けている気がします。
という訳で、25周年記念ライブを映画館で楽しめるという
『ZARD Screen Harmony Live 2017』に行ってきました。
途中、個人的ないろんな思いや出来事が駆け巡ったり、
今もたくさんの方々に愛され続けていることに胸を打たれて、
そして、そこに彼女がいないことがどうしようもなく寂しくて、
涙が止まりませんでしたが、
大好きな音楽のシャワーを体じゅうに浴びて、
映画館を出る時は、とても爽やかな気持ちになれました。
ところで、好きという想いには、とてつもない力があります。
以前、神様から、
「好きだと思うということは、
その時点で、十分相手からもらっているんだよ」
と、教えてもらったことがあります。
毎年この時期になると聴きたくなる理由でもあるのですが、
ZARDが好きだっ!と思い続けた25歳の僕が、
当時勤めていた会社で、ホワイトデーの企画として
ZARDイベントをした時の日記をご紹介したいと思います。
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◆2月20日◆
2月に入って、実はオレ、仕事の合間を見計らって
ZARDのイベントをする企画書を書いてたんだ。
で、先日プロモーターにFAXで送ったら、
いろんな方面の方々が賛同してくれて
ラジオ局も巻き込んで、いよいよZARDイベントが本格化してきました!
で、今日もプロモーターと打ち合わせをしてたんだけど
ZARDの10周年記念本を借りました。
坂井泉水さんの書く詞に共感を持てる部分があって
高校の頃から大好きだったんだよね。
もしかしたら感性の部分で似てるのかもしれない。
でさ、さっき、この本を見ていて思ったことがあったんだ。
そっか、オレという人間はこの世界でひとりしかいないんだから、
自分らしくあるために努力し続けるオレでありたいなぁってね。
10年間ほとんどそのスタイルを崩さず活動してきたZARDを見ながら
そう思ったんだよね。
この本を返したら、記念にオレも買おうと思う。
◆3月 3日◆
最近のオレの頭の中は寝ても覚めてもZARDのことだらけ。
仕事も手に付かない!って仕事なんだけど。
で、今日は休日だったので、
友達に付き合ってもらって久々に中古CD屋へ。
持ってなかったZARDの昔のシングルを探す。1枚80円。安い!
そういや最近シングルも全部マキシになったもんね。
オレ、ZARDのCDはほとんど持ってるんだけど、
唯一持ってないのがベスト系のやつ。
今頃になって「そう言えば特典でビデオ付いてたよなぁ」なんて思ったり。
そんなオレですが、それはそれなりにプレッシャーもあるのです。
成功するように頑張らんとね。
◆3月11日◆
できた~~~~~~!うぉ~~~~~っ!!
ってことで、ZARDイベント、ほぼ準備が整いました。
いろんな人にチャンスを貰って、支えられて、
なんとかここまできた感じです。
ZARDの新曲もリテイクを繰り返してたんだけど、
やっと外出しOKが出て聴かせてもらいました。
なんかタイミング的なものもあって、感動したよ。
あとは成功を祈るだけだ!
◆3月14日◆
ホワイトデー。みんな大切な人にプレゼントしました?
オレはね、ちょっとフライングだったんだけど、手紙を書きました。
言葉はなくても、同じ気持ちでいてくれたらいいな。
そしてオレ、今日泣きました。
映画やテレビじゃなく、実生活で泣くのは久しぶり。
悔し泣き半分、嬉し泣き半分みたいな感じだけどね。
オレにとって、忘れられない25歳のホワイトデーになりました。
いよいよ春だな。
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今読み返すと、なんとも小っ恥ずかしいですが、
社会人になって初めて情熱を注ぎ込んで悪戦苦闘した、
かけがえのない青春の1ページです。
当時このイベントで初お披露目となった曲が『明日を夢見て』。
「仕事って大変だけど、楽しいと言える自分になりたい」
そんなことを考えながら、
なんとか社会で自分の居場所を見つけようとしていた
不器用な自分への応援歌であり、
今でもそんな初々しい気持ちを思い起こさせてくれる大切な曲です。
彼女が亡くなって、もうすぐ10年。
そして今年、僕も彼女が亡くなったのと同じ年齢を迎えます。
彼女と同い年になるなんて想像もしてなかったけど、
これからもきっと僕のそばにZARDという存在はあり続けて
いろんな気持ちを感じさせてもらったり、
たくさんのことを教えてもらったりするんだろうなぁ。
そして、いくつになっても、初心を忘れず、
明日を夢見てまっすぐに生きていけたら素敵だなぁと思います。
好きな人、
好きなもの、
好きな場所。
好きという気持ち、
ずーっと大切にしていきたいですね。
