精巣がん | Dearわがままポメラニアン

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一応国際恋愛ブログのつもり。犬は出てきません。

前の日記で医者のこと書いていて、ふと前の彼氏の身の上に起きた事を思い出した。


始まりは彼の顔に吹き出物が出来たことだった。彼はその吹き出物を気にして皮膚科へ行き。処方された薬を買いに行くのに私も付き合った。


それから程なくして彼から、片方の精巣が「急に」腫れ上がり、病院へ行ったら精巣がんだと診断され、急遽摘出手術をして入院していると連絡があった。


その後はがん患者が辿るお決まりのコースで、シスプラチンなどの抗がん剤を次々に打たれ彼はどんどん衰弱して行った。ある時ステロイドパルス療法というすごく強い治療を受けたところその影響で半身が麻痺し、松葉杖が無いと歩けない体になってしまった。


そこまでやっても全く効果はなく、入院期間は2年近くになり、傷病休暇を使い切り会社もクビになってしまった。その上、医者からはもう出来ることは無いから緩和ケアへ行けと言われ病院を追い出された。片玉で半身麻痺という「治療」前よりも大幅に、不可逆的に身体を悪い状態にされて。


私はその間、あなたは病気じゃない、医者に騙されている、治療を止めろと言い続けたのだけど、君に病人の気持ちは分からないと言われ聞く耳は持ってもらえなかった。


これ以上付き合うのは無理だと思ったので別れた。彼のその後の消息は知らない。


思うに、精巣が「急に」腫れたのは吹き出物の薬のせいだったと思う。放っておけば治まったかもしれない。


でもほとんどの人は医者に余命を宣告されたら頭が真っ白になってしまい早く治してくれと懇願するだろう。


ここで間違えてはいけないのは、医者の言う「余命」とはあくまでも西洋医学の「治療」を行った場合の余命だということ。何度も言うけど西洋医学の理論体系は間違いだらけでやるほどQOLが下がるため、命が限られるのは間違いない。


でも特に何もしなかった人は含まれていないことを忘れてはいけない。