onecourの恋愛 -5ページ目

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「友達」のまま




新しい月が終わろうとしていた



彼女は



自分のことを



「下の名前」で呼ぶ




「友達」だけれども




「友達以上」になりたくて




僕は




彼女を




「下の名前」で呼んだんだ




いつも思う




「誰か」を




いつもとは「違う」呼び名で呼ぶときは




ものすごく緊張する




「下の名前」で呼んだ時




彼女の反応を




見ることができなかった




それでも



いつのまにか



「下の名前」で呼ぶのが



普通になったんだ



彼女を呼ぶたびに



嬉しくなったんだ









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彼女の住む家が決まった



僕の実家の近くだった



家を見て



今度は



家具を見に行くことになった





部屋の大きさをはかったり




「どこに何をおくか」



そんなことを



一緒に考えてた



これから一緒に



住むんじゃないかと思うくらい



二人で



話してた




僕は



彼女を



好きになってた



だから




まだ



「恋人」



じゃない




「友達」





距離感が



歯がゆかったんだ

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彼女の


家を探すことになった


都内の不動産に


一緒に行った



店員が



「彼氏さんが・・・」



と何度も言っていた


言われるたびに


ちょっと


恥ずかしいし


嬉しかった



ただ


彼女が


それを


どう受け止めてたのかが


気になって仕方がなかったんだ