一匹のカニが、
どうくつをのぞいている。
「ホロホロ〜」
どうくつの中から、声がする。
カニは気になって、
どうくつに少し入ってみた。
でも、どうくつは暗く
カニは怖くなって、外に出た。
別のカニがやって来た。
「ホロホロ〜」
どうくつの中から、また声がした。
カニは2人になったので、すこし勇気が出て、
さらにどうくつの奥まで入ってみた。
でも、どうくつはやっぱり暗くて
2匹のカニは怖くなって、外に出た。
しばらくすると、20匹くらいのカニが来た。
「ホロホロ〜」
どうくつの中から、またまた声がした。
22匹のカニは興味津々。
これだけ多いとどうくつが暗いのもちっとも
怖くないので、みんなで勢いよくいっせいに
どうくつに入った。
あまりに大量のカニがいっせいに
どうくつに挑んだため、
どうくつの入り口に
22匹のカニが、
つまってしまった。
自分のくちから、
言葉が出る。
自分の右手にそえている、
ペン先から、
言葉が出る。
出るものは、似ていたり、違っていたり。
でも自分から出ることに間違いはなく、
違和感はあっても、
事実として出て行く。
水道の蛇口から出る水は、
死んでいる。まっくらな、長く古い水道管を
ぐねぐね不快に曲がりくねり、疲れ果てた最後に
各家庭に出てくる。自分がそんな真っ暗な中、
長い旅をしてきたらなら、疲れ果てて、死んでいるだろう。
でも、自分の中をぐるぐる回って出てくる言葉は、
まだ、どうにかボクの外で生きようと、
出たなりの言葉で、勝負をしていく。
美味しい川の水をのんで、
ボクの言葉を潤してほしい。
雨かなと思ったら、素敵にはれた。
今年一番きもちのよい午前だった。
まだパリでパティシエをしている
と思っていた人にメールをしたら、
伊丹でケーキ屋さんをはじめました、
と返信が来た。
なんだかうれしかったけど、パリが少し寂しくなった。
そんなことがあった金曜日、
の夜、
晩ご飯のあと、ドライブに行った。
スーパーで二個入りのおはぎをかった。
スーパーはとても寒かった。
一個だけ食べようと思い、
コーヒーをいれて、一個食べた。
もう一個は、食べないでおこうと思っていたのに、
がまんできずに食べてしまった。
いろんなことが、
予想に反して進んでいく。
予想は
もう、
よそう。
なんちゃってw
金曜の夜は、軽めのデザートと詩でも。
みなさん、よい週末を〜