

本年の劇場鑑賞1号はこちら…
「マイ・ファニー・レディ」
「マイ・ファニー・レディ」
1度観ただけで大好きになってしまった「ペーパームーン」のボグダノヴィッチ監督13年目の新作、というだけでも充分な魅力だと言うのに、製作陣には先日観たばかりの「フランシス・ハ」のノア・バームバックやら大好物ウェス・アンダーソンの名前が…

そして、なんと言っても主演がオーウェン・ウィルソンときた

なんだかもう…ほっこり感たっぷりで素晴らしすぎちゃって、観る前から大興奮。
ハリウッドスターのイザベラが、彼女のサクセスストーリーについてのインタビューを受けている…。かつては、自らをミューズと称するコールガールだったと、無邪気に語り出した彼女は、お客さんとして出逢った演出家のアーノルドから「君の将来のために3万ドルをプレゼントするよ」という奇妙な申し出をされた日のことを思い出していた…。
女優を夢見ていたイザベラが掴んだチャンスは、偶然にもアーノルドの演出する舞台のオーディション。主演は妻のデルタで、そこにはデルタに恋するスター俳優と、イザベラに一目ぼれする脚本家がいる。脚本家の恋人はヒステリックなセラピストで、イザベラに執着するおじいちゃんと、怪しげな探偵が色々と嗅ぎまわっている…笑
娼婦と演出家とセラピスト。まるでウッディ・アレン映画のような人たちが集まって、あふれ出てくる沢山の言葉と、複雑に絡みあってく人間模様が可笑しくって可愛らしくって、笑いの止まらないとっても幸せな90分。
オンナ達に翻弄されるオーウェン・ウィルソンが…
コメディエンヌっぷりが炸裂してるジェニファー・アニストンが…
チャーミングな笑顔がキラッキラのイモージェン・プーツ(これから注目!)が…
ひとりひとりが、本当に愛おしくてたまらない。
後から知ったのだけれど、テイタム・オニールもちょっぴり出演。そしてラストはあの人も乱入!
映画は、ところどころインタビューのシーンに戻り、成功を掴んだイザベラが過去をふり返る構成。彼女を支えてきたハリウッド黄金期のスター達の言葉やエピソードも満載で、ほろっとさせられる場面もしばしば。
もうね。こんなに素敵な映画で幕開けだなんて…シアワセ




今年は、映画館で観るのはココロの底から本当に観たいと思えるものだけにしようと思ってます。昨年にひき続き、どこで観るかという事にもこだわりたいです。皆さんのレビューを参考にしながら、厳選したいと思ってますので…本年もどうぞ、よろしくお願いします。
元旦から鑑賞メーター(
