旅行はお好きですか?

国内でも、海外でも、

そして、エキサイティングな旅行でも、
のんびりとした旅でも、

非日常に入りこむ旅行って
いいものですよね^^






そんなわたしは、
11月5日から7日まで、船旅をしてきました。

福岡を船で出航して、
瀬戸内海を超え、名古屋に行くという
41時間のショートクルーズです。

その船旅の最中に過ごした船は、
日本で一番大きな客船と言われている「飛鳥Ⅱ」。

いわゆる豪華客船です。


飛鳥Ⅱの公式サイト
http://www.asukacruise.co.jp


(全体写真は撮れなかったので、こちらのサイトから拝借しました。)





「渕上も、ずいぶんとセレブになったものです」

と言いたいところですが、今回は
お客さんではなく、乗船されるお客さまを楽しませる
エンターティナー枠での乗船。

つまり、お仕事です。笑。






一緒に乗船したエンターティナーのみなさん。
わたし以外は、音楽家。







さて、そんなお仕事での船旅でしたが、
それでも普段は体験できないような体験もしましたし、
お会いできないような方々にもお会いすることができました。



まずは、豪華客船内でのイベント。

船の中では、たくさんのイベントが行われていました。





歌を一緒に歌う時間があったり、
音楽家がコンサートやライブをしたり
マジックショーや映画上映会
社交ダンスや、フラダンス、ヨガなどのスポーツ、
フリスビー大会や、ビーズ作りや英会話など、

本当にさまざまなイベントが
船内のどこかで、いつも行なわれている状態でした。





飛鳥のストラップを一緒に作ったときの様子。






一緒に乗った仲間が、ここで演奏していました。
かっこよかったー!!!

演奏中は撮影できなかったので、雰囲気だけでも。






そんなイベントのひとつに

「カメラのレッスン」

があり、そこでのカメラの先生がわたしの役割だったわけです。





2日目のお昼ごろ、明石海峡大橋を通る前にフォトレッスンをして
みんなで明石海峡大橋を撮る、というイベント。


素敵な被写体に近づいている直前での
レッスンということもあり、
参加してくださった方も、とても真剣にレッスンを受けてくれました。














レッスンを受けてくださった方々の
撮影技術のレベルの差が大きかったのと、
レッスンの時間が限られていたという事もあり、

写真を撮る時の考え方と
誰でも簡単に写真が変わる構図を中心に
実際に、飛鳥Ⅱの上で撮った写真を例に解説をしていきました。






ラウンジで、試行錯誤中。
ギリギリまで、何を、どう伝えるか悩みましたよー。。






さて。

飛鳥Ⅱに乗船されている方は、ほぼ60歳オーバー。

お話を聞くと、定年後の方が多く、
70歳、80歳くらいの、人生の先輩が多かった感じです。


わたしのカメラレッスン人生で
初めて平均年齢が60歳を超えた回でした!


はじめは、目上の方ばかりに向けて
レッスンをすることに緊張をしていましたが、
みなさん、とても優しく、そして真剣に受けてくださったので
本当にうれしかったです。










ところで、
言わずもがなですが、飛鳥に乗船されている方は、
みなさん、時間的にも経済的にも余裕のある方々ばかり。

いいカメラと、いいレンズを持っていましたねー!

お一人の紳士の方からは、

「定年退職してから、写真が趣味になって、
月1回、仲間と撮影するのが生き甲斐です」

みたいなお話も聞かせてもらいました。




そんな話を聞かせてもらうと、

「写真って、ずーーーーっと楽しめる趣味なんだなぁ」

と、あらためて写真の幅の広さと奥の深さを
感じてしまいました。







そして、

せっかくのいいカメラとレンズを持っているにも関わらず、
「オート」での撮影しかされた事がない、という方も多かったのですが、


「説明書を読んでも分からないから
先生、助かったわー!!!」

と、ご自分の持っているカメラの性能と魅力に
あらためて気づいてくださる方もいて、
写真を教える者としては、先生冥利につきる体験もさせてもらいました^^





「シニアの方々にも、いつかカメラを教えるレッスンをひらきたい!」

という、新たな野望も出てきましたよ。


和気あいあいとした雰囲気でレッスンは進み、
実際に明石海峡大橋を撮られて

「おかげで、はじめてこんな写真が撮れたよ!!」

と見せてくれる方もいて、本当に嬉しかったです。







今回のメインのお仕事であるレッスンも終わり、
2日目の夕食時に、同席になった方々から

「あなたたち、50年早いわと思っていたわ!」

と、笑いながら言われてしまいました。





夕食を同席させていただいたみなさん。




わたしたち若者グループは、
60オーバーの客層のなか、とても目立っていたらしく

『怪しいビジネスで一儲けした生意気な若造』

と、初日は思われていたそうです。笑


それはそうですよね。
得体のしれない若者が、こんな豪華客船に乗っているわけですから。



でも、

わたしたち若者グループが、

ステージで歌う歌手であったり、

楽器演奏のプロであったり、

カメラマンであるというエンターティナーだとわかると、


「素晴らしかったわよ!!」

と、声をかけてくれました。





一度誤解が解けると、そこにはとても穏やかな
人生の機知に富んだ会話とアドバイスの場が生まれました。

「あなたたちの年齢で、この空間を見られたことは財産よ。」

人生の先輩方に、そう言われました。




改めて考えたら、確かにそうだな、と思います。


それは、いわゆる豪華客船を体感したことよりも、

老夫婦が、手をつなぎながらニコニコ歩いていたり、
趣味の社交ダンスや写真を通じて、すぐに仲良くなって楽しんでいたり、
音楽に体を揺らしながら、ゆったりお酒を飲んでいたり、

そんな風に、豊かな時間を過ごす年配の方々を見て、


「本当の豊かさってなんだろう」


とか


「わたしも、これから30年、40年後、どう過ごしたいか」


とか、

「どんなおばあちゃんになりたいか。そのためには?」


と、いろいろと考えるきっかけを頂戴しました。





飛鳥では、みなさんお金持ちで、地位や肩書きは関係ない世界。


ここでは、年を重ねたからこその『人間的な懐の深さ』と、
子どものような『純粋な好奇心』が、魅力でした。
(と、わたしは感じました)


このバランスを見習いたいな、と思った飛鳥での時間。
わたしの人生に、ひとつ道標ができた気がします。



わたしにとって、今回の旅は、
単なる船旅ではなく、わたしよりもはるかに長い

「人生航路」

という旅を巡ってきた先輩たちの生き方、あり方を垣間見られた
とても素敵な旅になりました。

次、また先輩方にお会いした時に
恥ずかしくない自分でいたいな、と思います。






初日の夕日が、ドラマチックでした。。。








加工してないよーってことで、動画も。
風の音がすごいけれど、聴こえるかな?


















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