自撮りの連載も、今回で7回目!
今回は、写真に撮られる時の基本中の基本の話です。
 
 
今回お伝えする「撮られ方」は、自撮りだけでなく、
普通のカメラで撮られる時にも共通している基本。
 
 
それは、
 
 
「ピースをしない」
 
 
ということ。
 
 
 
なぁんだ!そんな事か!と思われた方もいると思いますが、
少し続きを話させてください。
 
 
 
日本人は、なぜかカメラの前でピースをしてしまいます。
でも、これって、日本人だけらしいですよ!
 
海外の人から見ると、かなり異様らしいです。
 
 
 
ちなみに、、
指で「V」の字を作るいわゆる「ピースサイン」ですが、
実は、「Peace(平和)」の意味で使われないこともあります。
 
 
まったく逆の「戦争に勝ったぜ!」という「Victory」の「V」が起源で
国によっては、侮辱の表現になることがあります。
 
 
何の考えもなく写真に撮られる時にしたピースサインが
相手に対して悪印象を持たれるメッセージにもなってしまいかねないのは
残念な事ですよね。
 
ですから、海外でピースはしないほうが無難です。
 
 
 
 
でも、ピースする気持ちが分からないわけでもありません。
 
 
写真を撮る前の、あの手持ち無沙汰な時間。

カメラの前で笑うって難しいし、
キメすぎても恥ずかしいですし、
かといって、無難なポーズも思い浮かばず、
 
 
「ああ、恥ずかしい!なにかしなきゃ!」
 
 
という気持ちになると
とりあえず「ピース」になっちゃいますよね。
 
 
あと、みんながピースしてるのに自分だけしないと
ノリが悪そうに見えるし、、、というのもあるとは思います。
 
確かに、みんなでピーース!ってしていたら、楽しさは伝わります。
 
 
 
しかし、
 
 
プロのフォトグラファーとして、
また、写真の撮られ方をお伝えしている者として、
 
 
どーーーーーしても、ここは譲れない!
 
 
大人は、ピースをやめましょう。
 
 
 
 
 
普段のわたしは、
 
 
「しないほうがいいかもしれません(選ぶのはあなたですよ)」
 
 
というスタイルで発信してますが、
 
 
 
ピースだけは、
 
ピースだけは、、、
 
 
やめましょう!!
 
 
 
ピースをすると、どうしても子どもっぽくなります。
 
「大人の自撮り」は出来るのですが、
「大人のピースサイン」というのは、どうやってもできないんですよね。
 
 
海外では侮辱に見えることもあり、
日本においても、子供っぽく、幼稚で、軽薄に見えるピースサイン。
 
 
特に、記録に残る写真では、絶対に、してはいけません。
 
 
 
 
わたしの気持ちをお伝えするのに、
いい例がないかなーと探していたら、
とてもタイムリーな例が見つかりました。
 
 
昨日16日のヤフーニュースに
 
ピースの又吉直樹さんが芥川賞を取ったときの会見の記事を見つけました。
又吉さん、おめでとうございます!


しかし、写真は、、、


写真は、『又吉 受賞会見でピースサイン 「笑顔」注文次々と』 からお借りしています。
 
 
うーん、残念。
又吉さん、ピースサインです。
 
とても名誉ある場面ですが、子どもっぽくなりますよね。
 
 
ピース又吉さんは、芸名にもちなんでのポーズなのかもしれませんが
それを考慮した上でも、やはり子供っぽく見えてしまいます。


 
わたしは、この本をまだ読んでいないのですが
「この人が芥川賞、、、大丈夫!?」なんて思ってしまいました(ごめんなさい)。


本の内容ではなく、
こういう写真でイメージが固まってしまうのは、
非常にもったいないですよね。

こういう公の場こそ、ビシッと撮られてほしいです。



記事を読むと、カメラマンに言われて、
照れながらピースをしたそうですが、、、
 
芥川賞の話題が出るたびに、この写真が使われることになると思います。


 
芸名にゆかりのあるピース又吉さんですらそうなのですから
ピースをしなくてもいいわたしたちは、
本当に、本当に控えた方がいいと思います。



しかし、ピースサインって、別に彼の芸風ではないので、
なぜこの写真?と思います。。
 
 



そんな強い思いから、わたしは、
イベント撮影やパーティーの撮影をする時にピースをする人がいたら
 
 
「大人はピースしないで、その笑顔で勝負!!」

「もう一枚、今度は違うポーズでいこうか」
 
 
なんて、冗談っぽく言ってピースをやめてもらいます。
 
 
 
 
よほどの信念がある人ならば別ですが、
あとから見た時に
 
 
「ああ、この時ピースサインをして、本当に良かった」
 
 
という思い出は、ほとんどないでしょう。
 
 
それよりも、
 
 
「ピースサインなんかで写ってしまって、恥ずかしい」
 
あるいは、
 
「この写真、ピースサインで写らなくて良かったなぁ」
 
 
と思うことの方が多いはずです。
 
 
 
 
写真は、未来へのプレゼント。
 
 
大人であるあなたの素敵な笑顔があれば、
ピースサインは不要です。
 
 
大人らしく、素晴らしい写真を
未来のあなたや、あなたのまわりの人に残してあげてくださいね^^
 
 
 
 
 
 
最後に、
 
ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントとして
世界一の美女を目指すファイナリストたちに「美」を指南していた
エリカ・アンギャルさんの言葉で締めたいと思います。
 



 
「日本女性の“カワイイ”アプローチも残念に思うことが多いですね。
 
 日本のカワイイはひとつの文化になっていて素敵な面も多いのですが、
 大人の女性が写真に写るときにピースサインをするのは、正直……と思うことも。
 
 エレガントな女性を目指すなら、卒業したほうがいいでしょう。
 
 カワイイから卒業することで、所作だけでなく、考え方もエレガントに変わり、
 自信が持てるようになると思います。」




カワイイから卒業!
ぜひエレガントな大人の女性になりましょう!


参考にさえていただいたエリカ・アンギャルさんの記事全文はこちら。

『SMART DIET 情報に惑わされない大人のダイエット論』

 
 
 
あ、男性も同じですよ。
ピースはやめて、スマートな大人の男性になってくださいね。
 
 
 


<大人のための自撮りレッスン7>

エレガントな大人の女性は、ピースをしない。







追記:
この記事は久しぶりに炎上しました。
主に「他人を批判するとは、いかがなものか」というご指摘でした。



不快になられた方、ごめんなさい。


わたしは、ピース又吉さん、好きですよ。

おめでとうございますって、素直に思います。



だからこそ、
ハレの場では、ビシッと写って欲しかったなあって思うのです。



本文で伝わらなかったかもしれませんが、
伝えたいことは

「写真に写るポーズ次第で、
 伝わる印象が残念になりますよね」

ということです。


言葉足らずで申し訳ございませんでした。
文章力磨くぞ!









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