弊社では2つのタイプのピックアップを取り扱っております。
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①オリジナル貼り付けタイプピックアップ
楽器に穴を開けてシールドケーブルのプラグの差し込み口のジャックを取り付け、変換器(振動を電気信号に変換する部品)を楽器内部に粘着で貼り付ける、内蔵型の貼り付けタイプのコンタクトピエゾピックアップ
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②MSPピックアップ
変換器を楽器のサウンドボードに磁石ではさんで取り付ける
外付けタイプのコンタクトピエゾピックアップ
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①は一般的な貼り付けタイプのピックアップと同じ仕組みで、
ピエゾ素子という振動を電気信号に変える変換器を
楽器の音が反響して振動する反響板(サウンドボード)、
要するに楽器の板部分に貼り付けて使用します。
変換器からの電気信号を楽器に取り付けたジャック口から
シールドケーブルを経由させて楽器用アンプなどの音を出す機材に
入力して音を増幅させる、という使い方になります。
そのため、楽器に穴を開けたり楽器内の狭い空間で
作業するために必要な道具や、繊細な作業が必要となります。
②のMSPピックアップは取り付け方法が異なり、
キットに付属の磁石(※1)で反響板を挟み込むだけ。
ウクレレのような内部に手の入りにくい楽器でも、キットについた治具(マグネットセッター※1)で、弦を緩めることなく簡単に内部に磁石を差し入れることができます。
内部の磁石と表側の変換器であるMSPピックアップ本体とを引き合わせて反響板を挟み込めば取り付けは完成。
キットに入っているもの以外に道具は必要ありません。
※1:キットによってはマグネットセッターやポジショニング磁石は付属しておりません
磁石で挟んでいるだけなので、取り外しても①のように
粘着による楽器への影響を心配する必要がなく、
自由自在に取り付け取り外しができ、
何度でもやり直して好きな音が出る場所を探せます。
マグネットセッターはお手持ちの楽器の大きさや構造に応じてご自身で取り回しやすい形に変形してお使いいただく針金状の治具です。
上で紹介した図や動画内にお勧めの形状をご紹介しております。
また、内部に手が入れられる楽器ですとマグネットセッターなしで取り付けが可能です。
そのためMSPピックアップのキットによってはマグネットセッターが付属していません。
複数の楽器で使い回しをするご予定の方は、お求めになるキットのマグネットセッターの有無をご確認ください。
必要な内容物の組み合わせのキットが現行のキットにない場合は、
お好みの内容物でカスタマイズキットをお作りすることもできます。
その際はお気軽にお問合せください。
外付けのピックアップには他社製ではありますが
粘着やクリップタイプのものもあります。
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参考記事:
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それぞれの特徴とご自身の楽器とお好みに応じて
お選びいただくのが良いかと思います。
磁石で取り付けるMSPピックアップの特徴は、
ピエゾ素子を固定するだけでなく、適度な力で反響板に押し圧することで、粘着で貼り付けるタイプとは違う音色を得ることができる点です。
楽器の板厚や求める音色に応じて、磁石の数と厚みを変えて押し圧する力の調整も可能です。
磁力を強くして締まりのある固い音にしたり、
適度な押し圧にして自然な奥行き感のある音にしたり、
また、反響の強い広い面に取り付けたり、
ブリッジ近くの取り付けでエッジの利いた音を探したりなど、
いろんな位置の取り付けを試すことができます。
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★MSPピックアップの詳細リンク https://123sound.jp/msp.html
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普段からDIYが得意で道具や工具をお持ちの方も、
工作が不得意な方も、MSPピックアップなら下準備なしで
簡単に取り付けることができます。
この楽器には難しいかな、と諦めているような楽器にも
工夫次第で対応できることもあります。
珍しい楽器でマイキングでお困りなことがありましたら、
取り付け可能かどうかできる限りご案内させていただきます。
お気軽にお問い合わせください。→music@123sound.jp
また、ブログで取り上げてほしい内容がございましたら、
お気軽にご連絡くださいませ!
どうぞよろしくお願いいたします^^
【リンク】
★MSP販売サイト123music.jp
★MSPメーカーサイト123sound.jp
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★ツイッター@mspyokoi