狭いf字孔の楽器へのMSPピックアップの取り付けに困ったら… | ウクレレ、ギターからウッドベースやハープまで使用可能!アコースティック楽器用ピックアップMSP

ウクレレ、ギターからウッドベースやハープまで使用可能!アコースティック楽器用ピックアップMSP

取付け加工なしで簡単に装着可能。磁石ではさむだけの新方式(国内・国際特許取得済)のアコースティック楽器用ピックアップMSP。お客様の声や使用事例などをアップしていきます。

先日、「チェロのf字孔が狭くて8mm厚磁石が入らない」
というご相談をいただきました。
チェロに限らず、フラットマンドリンやアーチドトップギターのように
f字孔が狭くて取り付けが難しいことがあるかと思います。
今回はそんなときの対処法をご紹介いたします。

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方法①:フェルトカバーをかけないで取り付ける
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挿入する際に最もボリュームのあるフェルトカバーがないことで、

狭いf字孔も入りやすくなります。
取り付けに慣れていらっしゃる方は、

カバーなしの方が取り付けがスムーズなことを

体感されているかと思います。
実は、取り付ける際の磁力の引き合わせが上手くできれば、

カバーなしでも「バチン」となることがないのです。

「バチン」とならない取り付け方法ですが、
マグネットセッターの形を力木・ブレイスを乗り越えられるよう、

動画を参考にした形にしていただき、
マグネットセッターの先端の磁石を板(楽器内部)に

押し付けるようにした状態で指を挟むようにMSPを近づけてください。
MSPと磁石が引き合ったのを確認しながら、

ゆっくり指を引き抜き取り付け、

最後にマグネットセッターを引き抜きます。
力木・ブレイスの上に磁石を当てた状態で取り付けを行いますと、
磁石が中ではねた後に引きあい、「バチン」となることがあります。
指を挟んだ状態でMSPと磁石が引き合っているのを感じながら、
ゆっくり指を引き抜きつつ、引き合い方が

不安定なような違和感がありましたら、
力木・ブレイスに引っかかっている可能性がありますので、
取り付けを中断して、違う取り付け位置で再度お試しください。

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方法②:磁石の厚みや個数を変える
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たとえばチェロを例にしますと、中に8mm厚の磁石を入れるところを、
5mm厚磁石1個を中に入れて、外のMSP本体の上に

5mm厚1個を乗せて磁力を強化します。
あまりMSP側に重ね付けしますと重さが増しますので、
追加するのは5mm厚1個までが良いかと思います。

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方法③:マグネットセッターの反対側を丸くして使用する
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マグネットセッターの先端は、弦に引っかからないよう

コーティングがしてあります。
その分、厚みが増しているので、

セッターの反対の端をラジオペンチなどで渦巻き状に

巻いて丸くして、磁石を乗せられるようにして使用してください。
フィドル用キットのセッターはこの形状になっています。

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方法④:マグネットセッターと磁石を別々に挿入する。
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先にセッターの先をf字孔に頭の部分だけ差し入れて、
指で持った磁石をf字孔の中でセッターの先端に吸着させます。
通常の取り付け方法とは違う方法になります。
磁石が楽器内部に落ちやすくてお勧めはできませんし、
磁石を取り出すのに若干苦労するので

やらないに越したことはないのですが…
やむを得ずこの方法を試される方は十分にお気を付けください。

以上、狭いf字孔の楽器に取り付ける方法のご紹介でした。
その他、もっといい方法を編み出した方がいらっしゃいましたら、
是非、情報をお寄せくださいませ。