親を失った後のキョウダイの関係 | 晴れのち曇り、時々雷雨~息子との日々、時々毒吐き

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息子の成長を綴っていましたが、令和元年5月8日に突然父が旅立ってしまい…。言葉も交わせなかった後悔、未だに信じられない気持ちでいること…。私の全てが父へと向かう今を綴ります。

こちら、瀬戸内地方も梅雨明けしたらしく、
あまりまだ賑やかに鳴かないセミも、
ちらほら木に止まっているのを見掛けるようになった。






夏本番。





GWが明けて数日経った
5月8日に何も言わずに居なくなってしまった父。





爽やかな一番良い季節に
この世から居なくなってしまったんだ。





季節が変わると、
月日が流れていることを嫌でも感じる。






けれど、まだ、必死な毎日でもあって、
息子のタンスなどは、
完全に衣替えしきれていない状態だった。






今はどうしても、
自宅のことは二の次、三の次になっているから、
全てが中途半端。






何だかもう、
仕事なんて辞めてしまって、
もっと身体にも気持ちにも余裕が欲しくなる。





けれど、ハードワークな仕事をこなしていると、
『私、頑張ってる』って思えるところで、
満足感を得ている気もして。






そんな日々。




そんな日々の繰り返し。








お父さん、今年の夏も酷暑のようだよ…。





自宅に父の写真と、
一輪挿しに花を飾っている。




もうそろそろ、紫陽花も終わりだね…。





庭で、お供え出来るような花を育てようかと、
最近は、野菜の種や花の種ばかり、
店先で見てしまう(笑)




遺影のままの、
ニヤッと微笑んだ顔して、
そんな私を見ている気がしてならない。










夏休みになり、
なかなか思うように畑に集中出来ないジレンマ。





それこそ、肉体的疲労と比例して、
以前より更に気持ちの浮き沈みが激しくなってきた。





父と母への想いが強くなることで、
自分を奮い起たせる日もあれば、
押し潰されそうになる日もあって。





重圧ってヤツなのか…。










両親のどちらかが突然居なくなってしまったら、
『キョウダイ』の関係はどうなっていくのだろう?



どうなっていくのがベストなのだろう?





ウチの場合は、姉弟。




6才離れた姉と弟の関係。





父が亡くなってからのこのブログで、
弟とのイザコザについても書いてきた。





和解したのか何なのか、
とりあえず、父が居る頃と何ら変わらず、
会話の少ない姉弟の関係のままだから。





しかも、四十九日以降、
母と夕飯を食べる為に一家で来た一回のみで、
まるっきり実家に来ないでいる。





もう、田舎暮らしの素人ではない
本格的な田舎暮らしをしているのに、
畑に足を踏み入れている形跡もない。







お互いに面と向かって
『これからのこと』を話すことなく、

好き勝手な言動をしてきた弟と衝突してしまい。





きっと、これだけの月日が何気なく流れたということは、
弟の中では無かったこととなっているのだろうが。





それならそれで、
もっと積極的に自分の出来ることをしに来てくれてもいいのではないだろうかと、

やはり気分も体力も落ちている時は、
そこの部分に苛立つし、

どうしようもなく不安になる。






あまりにも近くに住んでいる私に、
丸投げされているのだろうか。






『やってやる!』と啖呵を切って、
実際に全てをやっているのだが、


これは何なんだろう?


これでいいのだろうか?



そんな様々な複雑な想いが交錯する。







元々、仲の良いキョウダイだったら、
悲しみも何もかも分け合って、
力を合わせるのだろう。




残された親を、
協力して支えていくのだろう。







会話は無いけど、
どこか自慢にも思っていたし、
決して仲が悪かったわけでもないのに、

こうなった今、
母への目に余る言動にキレてしまった。






だからもう、ある意味丸投げされたも同然なのだろうか。





車で一時間もかかる田舎に
家を構えてしまったものだから、
成るべくして成った現状なのかもしれないが。





キョウダイで力を合わせて
一人になってしまった親を助けられたら、

そういう関係性を築けている人が羨ましい。




それが理想であり、
当たり前だと思うから。







亡くなった次の日に、
弟は倉庫の物をキレイサッパリ処分してしまったから、

布製のスダレのような物?



父が工夫して毎年取り付けてくれていたアレが無いから、
暑くて仕方ないのよ…と母がまいってる。





息子である弟がどうにかしてあげて欲しいと
思うのに。