3日間おじゃまさせていただいたスイーツ姉妹ちゃんこと、
ポッキーちゃん&ビスコちゃんのおうち。
16才のポッキーちゃんが体調を崩した今、体調が心配な上に
病院が通いやお世話でオーナーさんの負担はこれまで以上に急増。
これまでも、良くて睡眠3時間という生活だったのに、、、と
とても心配です。
私がポッキーちゃんの介護をしている間に
オーナーさんは用事をすませたり、しばしのお出かけ、ちょっと仮眠したり。
シニア犬のオーナーさんならどなたでも感じている「刻々と変わっていく」という状況。
ワンちゃんは人の何倍ものスピードで成長し年をとっていきます。
すると介護をしていても、「これまでの方法では対処できなくなった」ということが
どんどん出て来ます。
最初は、こんな工夫をして介護をしていた。
でも、これからはこうしないと・・・
試行錯誤の繰り返しなんですね。
私も老犬介護を専門としていますが、ワンちゃん個々で体調、病状、性格などが違うので
ひとつの方法ではうまくいかないことが度々。
ポッキーちゃんの場合は、オーナーさんと話しながら
「こうがいいかな?」
「ああがいいかな?」と一緒に試行錯誤して介護をさせていただいています。
ポッキーちゃんは発作を起こして以来、バランスをとるのが難しくなり
自分だけで立つことができなくなりました。
オーナーさんは事前に低反発マットレスをご用意くださっていたので
床ずれの心配はありません。
「急変することがあるから、事前にあったほうが良いですよ~」とおすすめしていても
なかなか事前に・・・できないものです。
なので、ご理解いただいて本当に感謝です。
ポッキーちゃんが歩けていた時には、
あまり出番がなかった低反発マットレスですが、今は大活躍。
眠る時は低反発マットレスですやすや。
でも、寝たきりは良くない、とオーナーさんもよく分かっていらっしゃるので
抱っこして膝に乗せて足は床につけたり、ハーネスを使ったり。
でも、バランスをとれず、大きくのけぞってしまうポッキーちゃん。
そのため、膝乗せやハーネス歩行も難しい状態でした。
それが、
3日目の昨日、ポッキーちゃん、車いすに乗れました(涙)!
とっても嬉しかったです。
ビスコちゃん「お姉ちゃん、大丈夫?」
(6才のビスコちゃんがお姉ちゃん犬のポッキーちゃんを心配しています)
車いすに乗っても、のけぞらずいられました。
こうして立つことさえできていれば、手足で床をふんばっていますから
筋力も使いますし、立ち姿勢で内蔵もあるべき位置に自然と収まっています。
車いすは歩くためだけではなく、こうしてリハビリとしてもぜひ使っていただきたいです。
車いすの上には、暑くてすぐにハァハァとしてしまうポッキーちゃんのために
オーナーさんが用意した柔らかい適度に冷やすジェルシートを。
これがポッキーちゃんの体をしっかりホールドできて良かったです♪
夜ごはんも、車いすに乗って食べることができたポッキーちゃん!
車いすでしっかり立っていてもらえれば介助する側も
安心ですし、快適です♪
後ろのビスコちゃんのお顔に注目です。
ビスコちゃん、いつも控えていてポッキーちゃんと私を監督してくれています(笑)。
ビスコちゃん実際にいつもポッキーちゃんを見守っていてくれています。
ポッキーちゃんがベッドからはみ出したりすると
吠えてお知らせしてくれます。可愛い可愛いサポーターです。
ビスコちゃん 「あたちのこと!? てらい、あそぼ!」