私の食べたいもの、最終章です。

 

キラッキラのスパークリングシューズを買ってもらい、ルンルンの娘。

すると夫が「さ、帰ろうか照れ」と。

 

ワタシも夫も基本人ごみが苦手。

なので、用事が終わったらさっさと家に帰ってのんびりすることがほとんどです。

いつもなら私も「そうだね〜」って言ってバス停にサッサと向かうところですが、今日は食べたいもの、見たいものを見つけるんだ!と心に決めていた。

 

私「ちょっとだけ、見てまわらない〜?滝汗

 

すると夫、「いいよ〜、何が見たい?ニコニコ

 

なに...なんだろう。。。

 

「何が、見たいのか良く分からない...滝汗」←愕然

夫「じゃあグルッと一周してみようかニコニコ

 

今思えば、夫、優しかったな...。

そして結局色々見て回ったけど、欲しいものや食べたいものが良く分からず。

 

でもなんだか甘いものが食べたい気がする、とかすかに思い当たり、「ケーキはどう?」と伝えるワタシ。

すると甘党の夫も乗り気になり、ケーキに的を絞って一緒に色々と見て回る事に。

 

新しく出来たカフェから覗くケーキやマフィン。

露店に並ぶ手作りのチョコレートブラウニーやチーズケーキ。

でも、見ても見ても、「これが食べたい!ラブ」っていうものが無い。

というか、目に映るものを見て、自分がどう感じているかすら分からない。

何かを感じたと思ってその瞬間急いで掴んだら、砂のようにサラサラ...って流れていっちゃう感じ。

 

なんか、泣きそうになった。

たくさん食べ物があって、どれも美味しそう。

なのに私はどれが食べたいのか分からない。

こんな簡単なことも分からないなんて。

 

まさに↓岡田さんの記事のこれ状態。

***   ***  ***

一部抜粋↓

 

個人的には、

『感情をコントロールしよう!』

という言葉は

『感情をコントロールしなきゃ

ママに嫌われちゃう!』という叫び

だと思ってます。

 

そして、冒頭のような言葉を

何度も何度も唱え続けると、

感情への透明な蓋が出来て

本当は何を感じていたか?が

わからなくなってくるんです。

 

***  ***  ***

 

2歳半で父が単身赴任になってから私の世界は母が中心になった。

虐○、とまではいかなかったけど、言葉の暴力と平行して物理的に叩いたり蹴ったりは日常茶飯事だったな。

 

「感じない方が楽だ」って、幼い私がそう思ったかはもう覚えてないけど、そんなふうに生活して来たと思う。

 

私は今までなんて酷い事を自分にしてきたんだろう。

母親から離れても尚、今度は私が私自身の声を無視し、心と身体を酷使してきた。

大学に入っても社会人になっても尚、母親の代わりを探して自分よりも「上」だと感じる人の声に従って、自分の心と身体の声を無視したんだ。

私の心の声はどんどん小さくなって、私自身ですら聞き取れない程になってしまった。

 

ごめんなさい。

本当に申し訳なかったと思ってる。

これから、大切にする。だから、仲直りしよう。

仲良くなりたいの。

一緒に、心から笑いたいから。

どんなに小さい声でも、どんな罵詈雑言でもいい。

だから、あなたの声を聞かせて

 

前回の記事の続きです。

 

翌日、予定通りシティセンターへ向かった我が家。

娘はイギリスの2階建てバスが大好きで、とってもご機嫌。
2階の一番前の席が彼女の一番のお気に入りです。

 

子供服のお店に到着すると、運良くセールが!

前回靴を購入した時の半額で、様々な可愛いシューズが売られていました。

 

娘は4歳間近。

この年頃の女の子だと、キラキラしたものやフワフワしたものに興味を持ってくる頃だと思いますが、娘もその一人。

 

私はセール品の中から娘が好きそうなキラキラした靴を選んだんですが、「ままー」と呼ばれて振り返ると、娘が別の靴を手にしている。

 

それも靴全体がスパンコール(?)で覆われていて、「それどーやって洗うと?滝汗」という感じの。そしてなにより、定価!!!

 

私「えー、ママの持っとるこっちのシューズの方がよかよ、ね?」

娘「いや!」

私「こっちの方が雨の日も大丈夫そうやし、一回履いてみて!キラキラしとーよ!」

娘:不満気に履いてみる。

私「ほら、とっても似合う!〜〜だし、〜〜だし、こっちの方が全然よかよ!」←必死

※ちなみに夫はだまってこのやり取りを見ていましたキョロキョロ

 

こんな感じで娘を無理矢理納得させて、さらにセール会場でワンピースを選ぼうと色々吟味。

この時は夫も色々な服を手に取り、「これかわいいよね」などと色々選ぶ。

確かに日本には無いような可愛い色使いや素敵なデザインが沢山あるんだけど、どうもモヤモヤする。

 

私の手には既に3着のワンピースが。

いつもならこのうちの1着か2着を選んで靴と一緒に購入するんだけど、でも今日は何故かそんな気になれなかった。

 

そしてふと目を離した隙に、娘がまたあの靴の元へ。

自分のモノではないその靴を、大切そうに小さな手でナデナデしてた。

 

すると夫がそっと「彼女が本当に気に入ったものを買ってあげるのがいいかもね照れと囁いてきました。

 

なんか、それが衝撃だったポーンポーンポーン

自分が買い物をするときはある程度決めた予算の中で、なるべく沢山のアイテムを買おうとしていた。

それを、無意識に娘にも押し付けていたなんて。

 

すぐに手に持っていたワンピースと靴を全部戻して、娘の元へ行った。

 

「それ、買おうかニコニコ」って言ったら、娘の目が一瞬できらめいたお願い


いくつかのサイズを試し履きして、購入したシューズ。

嬉しさが弾けたかのように、家に帰ってからすぐにその靴を履いてお庭に出た娘。

ピョンピョンとジャンプして、「イッツ マイ スパークリング シューズ!!!爆笑」って何度も叫んでた。

 

どんなに奇抜なデザインだって、

どんなに洗いにくそうだって、

セール期間中に唯一定価で売っていた靴だって、彼女には関係ない。

 

好き!!ラブ って思ったものだけを見つめて、心をワクワクさせていた娘。

 

ママに大切な事を気付かせてくれて、ありがとう。

 

 

 

「ワタシの食べたいもの」にたどり着けない....!!!滝汗

つ、次の記事で!

 

こんにちは。

 

今朝、PCを見てビックリ仰天。

わ、私の記事に「いいね!」がついとる...!!!!滝汗滝汗滝汗

 

はじめてのいいね、キミのいいね、あいにーじゅ なんとか〜

by はじめてのチュウ

 

ビックリです、嬉しいです。

すかさず「私のゴミムシ記事なんかに...」って書きそうになったけど(結局書いとるやんか!ポーン )、受け取る練習デレデレラブラブとして、喜びだけを表現します。

 

ありがとうございますちゅー

 

 

さて、前回の記事で、「自分の食べたいものが分からない」という衝撃の事実が判明したワタクシゲロー

思えば今まで「食事」というものに無頓着だったなぁと思いました。

もちろん、美味しいものは好きです。

料理をコツコツ勉強し、今では家族のために、毎日おいしい食事を作っています。

イギリスに来てからはや1年。外食は片手で数えるほどしかしていません(マズいからゲロー)。

だからバリエーションを増やす為に多国籍のお友達にレシピを教えてもらったりして、料理の腕も上がったし、レパートリーも増えました。

 

でも、いつもいつも「家族が食べたいもの」「冷蔵庫にある材料で作れるもの」を作っていた。

 

私自身は、自分が食べたいものを考える事すらしなかったんだって気付きました。

いや、ちがうな。

今わたし、えーかっこしーをしました。

本当は随分前から気付いてた。

でもそれがこんな風に「今自分が欲しているもの」すら分からなくさせる事態に陥る一歩だなんて思ってなかった。

 

これは...なんかやばい...気がする滝汗

 

翌日、娘の靴を買い替えにバスで20分ほどのところにあるシティセンターに行く予定になっていたので、そこで美味しそうな食べ物を見ていたらピンと来るかも。
そこでピン!と来たものを食べよう、もしくはコレ!って思ったものを買ってみよう。

そうしよう!ウインク音譜

 

そう思った私は、翌日に期待をかけるのでした。

長いので分けます〜あせる

 

もし私のように「自分が食べたいものがわからない!」って方がいらっしゃれば、私と一緒に自分と仲直りのスッテップを踏み出してみませんか??

いいね、やコメント、メッセージなども大歓迎ですラブラブ