2016年1月 姫路・岡山の旅4 ■■■岡山編■■■ | 大ちゃん大好き一番好き!

大ちゃん大好き一番好き!

高橋大輔愛だだ漏れブログです。←ここメインね!
よって、高橋大輔さんをお好みでない方の入室、
人種差別・政治的発言・営業行為を固くお断りします。
ツイはこちら→https://twitter.com/D1skist
ヤ〇ー出張所もオープン→http://blogs.yahoo.co.jp/xqjgh352

いやいや、昨日は思わぬウィルソン先生からのVAS練習動画アップで、

輔オタ界は「VAS祭り」に沸いていましたね。

ウィルソン先生に感謝してお借りします。

https://www.facebook.com/David-Wilson-Choreographer-1080816541949331/videos



それに呼応するかのように、輔オタさん達から、

眼福のVAS輔さんの画像が続々とアップされ、

幸福感のうちに王子様の読み聞かせで眠りにつけました。



そして今日、

わたしはイラストは昔のままの、訳は今回の新訳ので、

「星の王子さま」を購入しました。

届くのが楽しみです。

甥っ子たちに教えてあげたいなあ。

「今はわからないかもしれないけど、

 聖書の次に読まれているロングベストセラーだから、

 読んどいて損はないよ。」

と言って。

読んでくれるといいけど。どうかな(笑)。

そうそう、いかにもフランス文学っぽいシニカルさというか、

毒が密かに漂ってるなと、

大人になった私は思ったのです。

同じことを誰か作家さんが書いてて、やはり!と思いました。

高校生の頃にはわかりませんでした。






さてさて、旅行記の続きです。

 

2016年1月 姫路・岡山の旅4■■■岡山編■■■


■1月11日(月) 岡山②「日生(ひなせ)へ!ショート・トリップ」

 さて、旅友は予定通り、ホテルに聞いて教えてもらった休日診療してくれる病院に行くことに。幸いにも駅裏にあり、近くて良かった。子どもじゃないんだから一人で行けるから(笑)と同行を断られたので、終わったら連絡してねと頼んで朝食を調達しに行く。あ、ホテルの朝食は今回、つけていないので。
 ホテルの向かいの惣菜やら弁当やらを売っている店に入ると、たっぷり入ったほうれん草の胡麻和えが目に入り、速攻でゲット。旅ではこういうもんに飢える。そしてホテル隣のコンビニでサンドイッチとコーヒーを買って部屋へ。ローカル放送を堪能しながら野菜中心の朝食タイム。
 ほどなく友人から電話。
「暴飲暴食でしょう。」との診断!
「え?まじで?(笑)同じもん食べてたのに?」
「まじで(笑)。お兄ちゃん先生だったよ。」
「そこかい!イケメンだった?」
「そこかい(笑)。いや、普通。」
「なんだ。」←おいおい。いや、イケメンならちょっと潤うよね(笑)。
「薬すら出してくれない感じだったから、旅の途中だからってアピールしてさ。胃壁をリペアする抗生物質とか消化剤とか出してくださいってこっちからリクエストしてきたよ。そしたらやっと渋々出してくれたわ。」
 さすが、腸が弱いだけのことはあり、医者への指示も的確である(笑)。
「さ、行こう!」
と彼女。
「ちょっとだけ美味しい所をいただくわ。港町の市も見たいしね。」
 これもさすが、筋金入りの旅人である。よし、行こう!くたばったらまかしとき!

 というわけで、予定より少し遅い出発となったが、JR赤穂線というめっちゃローカル線で1時間弱の日生(ひなせ)という港町へ向かう。こういうの大好き。国の内外を問わず、ローカル線は魅力的で、わくわくする。車窓はまるで移り変わる1枚の絵の連続。客層も日常生活の延長線上にある感じ。生活の匂いがする。いいねえ!
 そうこうしているうちに到着。
 駅を出てすぐ右側が観光案内所。マップも土産物もある。おじいさんが一人のんびりと店番(?)をしていた。シルバー人材活用っぽい。
 そのまた隣には食堂があり、日生の焼き牡蠣なんかを食べさせてくれるようだ。しかし我々には「市」を見るという大いなる野望があった。ここで引っかかるわけにはいかない。ぶっちぎって進む。
 地図を片手にどんどん海へ向かう。途中で展望の丘に上る上り口を発見。帰りに腹ごなしに行こうと決め、まずは港へと向かう。
 なんてことないアパートや民家のある道で、土地のおじいさんに声をかけられる。観光客に慣れているようで、目的地を言うと、この道を真っ直ぐ行くとすぐだよと教えてくれる。
 民宿やら焼き牡蠣ハウスやらもあり、ホントにここは牡蠣の街なんだなと思いながら歩くとほどなく到着。
 そこには大きな駐車場があり、近隣の人たちはマイカーで来ているようだ。自分の住む地方にもあるな、そういう港町。こういう街には独特の雰囲気があって、気持ちが踊る(笑)。
 ここは、すえた浜の匂いというものもなく、清潔。網や養殖用の貝殻が整然と並び、よく管理されている。レジャーと生活がうまく結びついているとみた。
 市場の名前は「五味の市」というらしい。日生漁港が運営しているようだ。この港で水揚げされる魚、育てている牡蠣、なんとかいう貝(覚えていない!)など、市場は活気に満ちている。活気に満ちているけれど、岡山弁が柔らかいので、よく浜にある特有のある意味荒々しい感じがしなくて、自分的には意外だった。大輔さんの柔らかさに共通するものを、岡山にいる間中、感じていた。
 五味の市で購入したものは地方発送してくれるようだが、我々はここで食べる気満々である。市場の裏手にあるBBQコーナーで自分で焼いて食べることができるらしい。2時間3000円だったかな?場所代を払えばオッケーなのだ。大勢ほどお得ということですな。持ち込みもオッケーとな。いいところに目をつけましたね。温暖な気候の岡山ならではですね。羨ましい。
 さて我々はたった二人で、しかも一人は「暴飲暴食による胃炎」ときてる。
「わり高になるからこれはやめとこう。」
と提案するが、
「ここまで来てケチることはない。この場の旅の空気代だ。」
と、病人真っ只中のくせに、やはり筋金入りの旅友である。いや、半分以上は、病人ではない私を気遣ってのことだと思う。今日も彼女はたいして食べることはできないことはわかりきっているのだから。
 しかしわたしは彼女の申し出に従う。
 ここで初めて気づく。皆、車でわんさか食材を持ってきてるのだ!そうか、場所代を有効に使うには、市場での食材だけではなく、スーパーでいろんな物を買ってくると良かったのだ!持ち込みオッケーなのだから。うん、これも学習。今度こういう所に来る時には、野菜やらピザやらソーセージやら、ちょっとしたものを買っておくといいのですな。しかも、アルコール類を調達するという基本を忘れていた我々!心から恥じた(笑)!まだまだですな、われわれの旅道も。
 かくして牡蠣、魚(なんだっけな~←だめじゃん!)、なんとかいう貝(もう、だめじゃん!)、そして缶ビールを買って、申し込み窓口へ行く。料金を払い、BBQセット一式とリミット時間が書かれたレシートを受け取る。
 指定された番号の場所へ行くと、既に炭もおこされていて快適。網をのせて焼くばかりになっている。時間になったら何事もなかったかのように後始末をし、指定された場所にきちんと分別してゴミを捨てるという、大変システマティックなもの。前の人のマナーも良かったようで、一つも落ち度がない。素晴らしいよ、岡山県民!
 お日様もポカポカで、これが1月なのかとにわかには信じがたい。さすが「晴れのくに岡山」!
 駐車場がすぐそばにあるので、慣れた土地の人達は、食材が入っているであろうクーラーバッグを車から降ろして搬入している。家族やお仲間との楽しいイベント感が漂っている。煙の向こうのみんなはニコニコ。いいな、こういうのホント。
 ふと、姫路で、「姫路産の牡蠣をご賞味ください!」とうたう店で、
「ひょっとして、岡山県につながるあたりですか?」
と尋ねたところ、呼び込みのお兄さんがちょっと悔しそうに、
「ええ。でも、姫路もぎりぎり入ってます~。」
と、教えてくれたことを思い出す。地図を見ると、店の呼び込みのお兄さんが悔しがってた先に、確かにここ日生があった。
 牡蠣は、北海道産の生食用をゆうパックで毎年年末にお取り寄せするのが我が家の恒例なのだが、ここの牡蠣は初めてである。買う時にレアで食べていいかと尋ねると、ここのは全て加熱用なので、完全に火を通してからお召し上がりくださいとのこと。生食用と加熱用とでは、細菌検査の基準が違うのだそう。しかも、加熱しても身が縮まないように品種改良されたものだから、その方が美味なのだという。新鮮だから生食用、日がたったから加熱用というわけではないとのこと。そういえばネットでもそれ読んだなと思い出していた。
 さて、その牡蠣のお味はいかに?
 なるほど、加熱しても身が大きい!そして甘い!適材適所なんだなと実感。
 暴飲暴食にあえいでいるはずの旅友と、ビールで乾杯しながら一口目の牡蠣に舌鼓を打つ。
 あちこちで牡蠣の殻が開く音がして、そのたびに汁が飛散していた。我々の隣にも若いカップルが来たので、飛散する方向を考えて、配慮しながら牡蠣を網に置く。汁が旨いので、底の丸い方を下にして焼こうとするが、座りが悪い。支えになるジャガイモの薄切りがあれば!と、何も調達して来なかったことを心から悔やむのであった。汁の飛散もキャベツの葉をかぶせておけば気にしなくていいのにな。
 牡蠣を焼きながら、ちびちび飲みながら、年季の入った二人の旅人は早くも反省会をするのであった。
 その時、突然、
「かきおこ!」
と旅友が叫んだ。
「かきおこ買ってくるわ!さっき焼いてるところあったよね。」
と言って、軽いフットワークで飛び出した彼女は、確か暴飲暴食による胃炎だったあはずである(笑)。名物は逃すまいと、毎回、旅の雑誌にチェックマークを入れていくのが彼女のスタイル。さすがグルメ番長である。脚を向けては寝られない。その間、私は牡蠣を焼き、食ってました(笑)。
 やがて「かきおこ」到着。やけに時間がかかってるなとちょっと心配していたら、前に並んでいた人が、なんと6枚も頼んだのだそう。それでずっと並んでいたのだという。友よ、病人なのに、有難う!こりゃもう、尻を向けて寝られないな。
 さて、お味は?
「う~~~ん・・・。」
「う~~~ん・・・。」
 小一時間も並んだのに、残念なお味というしかない。だって、お好み焼きソース味なんだもん!牡蠣は確かにはいっているけれど、これ、無理して入れる意味ないじゃんという、存在感のなさ!
「いや、食べずにいると、未練が残る。これはこれで、良かったのだ。」
「うむ!」
と、我らは持ち前の前向きさで、この事態を肯定的に受け入れたのであった。
 あ、味覚には個人差がありますので、この味が好きな方もおいでだと思います。お気に触ったらごめんなさい。我らの口には合いませんでした。牡蠣が旨いだけにひたすら勿体なく残念。
 残り僅かな時間となり、
「さ、しっかりお食べ。」
と、労を労って彼女に牡蠣をすすめた。だがやはりまだ本調子ではない彼女。しかも、実は2枚貝には当たり易いときているので、たいして食さず、控えめに終わらせた。抗生物質をぶっちぎってまで飲んだ、大好きなビールも少し残した。
 実はビールを買う時点で、彼女にはこんな葛藤があったのだ。
「抗生物質とアルコールは共存できん。薬を飲むべきか、ビールを飲むべきか。」
彼女はこの究極の選択に苦悩し・・・というのは大ウソで、瞬殺で、
「あ、ビールね。」
と決断したのであった(笑)。葛藤まではいかなかったですな。ちょっとだけ考えた(笑)。
 気持ちは飲む気満々、しかし、やはり胃がまだ受け付けないのでしょうな。食は旅の醍醐味だけに、ホントに気の毒。
「拙者のビールはおぬしに託す!残りの食べ物も!」
との申し出に、
「おぬしの心意気、しかと受け取りました!」
と、完飲・完食したのは言うまでもない。このお返しは、旅の途中で・・・と、心密かに決意したのであった。彼女は抗生物質は手放したが、念のために消化剤は服用していた。
 かくして、手負いの武者と健康な武者は、2時間という時間を多少オーバーしつつ、BBQ体験を終わらせたのであった。受付のお姉さんは、時間の超過を見逃して下さった。かたじけない。満席ではないのでそうしてくれるだろうなと見込んでいたが、その通りとなった。

 実はこの市場で、明日の朝食用にしようと、「牡蠣めし」を1パック買っておいた。色が薄いので、出汁の旨みで炊いてると予測してのこと。よくある、茶色に染まったものとは似ても似つかぬ色に賭けたのだ。
 あの茶色は醤油入れ過ぎで口に合わない。うちで牡蠣めし作る時の色は、本当に薄い色。牡蠣自身に塩分があるので、醤油はそんなに入れない。手前味噌になるが、自宅で炊いた牡蠣めしの色と味を知っているので、これは旨いという直観があった。
 更に、あの、色の濃いえびめしでさえ、出汁の味がきちんとしているのだから、岡山のめしは出汁味覚を満足させるに違いないという予感が、この時には既にあった。
 明日の朝が楽しみであるが、明日こそは旅友の食欲が復活することを願うばかりである。

 そしてこの五味の市をあとにする。旅友はしっかりした足取りである。顔色も昨日よりいい。
 予定通り、来るときに見た展望の丘を目指す。ちょっとしたハイキングだ。二人とも山女なので、この程度は登山のうちには入らないし、彼女はひょっとしたらランニングで行けるのではないかという感じ。胃が時折痛むとは思えぬ健脚っぷり。
 こうしてあっという間に頂上に着く。
 山頂にはよくある「愛の鐘」的なやつがここにもあった(笑)。特に愛はないけど鳴らしてやる。いや、溢れる輔オタ愛をもって、しかし控えめに鳴らした。旅友も鳴らした。こういうものは、ラブラブカップルが、見てる方がこっぱずかしくなるほど仲良く鳴らしておくれ(笑)。
 このあと、家族連れが登ってきて、小さな男の子がやんちゃに連打(笑)。じいちゃんに、いい加減やめろと叱られる。こういうのもアリだね。
 展望はばっちりで、瀬戸内の穏やかな漁港が一望できる。子どもを初めて山歩き(とまでいかない快適な道だけどね)に誘うには、こんな感じの所がいいなと思った。ただし、今日の様な、晴れた爽やかな日に。ご褒美はこの美しい眺め。そして楽しくピクニック。あるいは、ここはドリンクとちょっとしたおやつだけにしといて、下山してからさっきのところでBBQってのもオツ。なんでも始めての出会いはいい思い出とともに!が大原則ですな。

 下山してまた駅に戻る。電車まで少し時間があるので駅の椅子に座って待っていると、さすがに夕方の日蔭は寒い(笑)。岡山も日が当たらないと寒いんですね。当然か。
 
 ホテルに戻って一休み。旅友は大丈夫かな?
 旅友は、万全ではないにしろ、動けるのでこのまま臥せっている気にはならないという。日々の運動量の方が旅の時よりも多いので(わたしは真逆!)、運動不足になるとかえってコンディションが悪くなるのだという。そういうもんか。基本、運動不足の自分にはその感覚は未知の世界である。
 彼女は更に、貴重な岡山めしを一食逃すのも本意ではないらしい。さすがはグルメ番長!
 というわけで、最終日にもう一泊ここに泊まることをふまえ、土産の目星をつけるべく、駅ビルへ。サンステ(太陽のステーション・・・かな?)とかいう駅ビル内の商業施設や、駅直結のイオンモールへも脚を延ばす。
 イオンモールには、岡山ではお馴染みらしい、マルゴデリとかいうカフェ&ジュースのスタンドバーが入っているので探してみる。広くて迷う。
 ようやく発見してベリーベリーみたいなのを(名前を忘れたわ)所望。お休みソファもあちこちにあって過ごしやすい。
 どっかりと座ってジュースを頂く。美味しいけど、真夏だったら桃ジュースなんかも出るのでしょうね、なんて思いながら頂く。旅友の疲れた胃にもやさしかろう。正しい選択。

 夕食も、「消化にいいものを少量頂くことにする。」と旅友は言う。決して「食べない。」とは言わない今日の旅友。お休みは昨日の夕食だけ。昨日より調子は良いようだ。
 そこではっと思い出したものがある。
「ニラそば!」
 そう、大輔さんが好きなものとして、ニラそばをあげていたことを思い出した。昨日、一人でぶらぶらしているときに、「岡山地ビール」と「黄ニラそば」という、黄金の組み合わせを目の端にとらえていた私。自分を褒めたい。高級食材黄ニラは岡山の名産という。大輔さんのいうところのニラそばとは、この黄ニラそばのことでは?と思い、旅友に提案。名物チェッカーである彼女が断るはずもない。早速向かう。
 途中で、なんと、岡山地ビールを何種類も扱っている酒屋にひっかかる(笑)。今晩は、食事のおともにビールはよして、寝酒用に瓶ビールを買って帰ることにする。旅友の胃にも財布にも、その方が優しい(いや、結局は飲むんだから胃に優しくはないのか…笑。)
 サンステ内のそのお店は岡山名物がお手軽に食べられるようだ。人はあまり入っていないが、昨日がピーク、明日は平日だからであろう。イイ感じのお店。
 早速、黄ニラそばと、ままかりのおし寿司(一皿3個)をオーダーする。
 黄ニラそばは、穏やかなニラの風味とシャキシャキ感が素晴らしい。なるほど、こういう感じね。旅友もこれは完食。良かった良かった。
 ままかり寿司も、大変美味しい。ままかりとは、まま(ごはん)を借りるほど旨いという意味で、小さい青魚の岡山流の呼び名のようである。ままかり寿司、気に入った。旅友も大満足。良かった良かった。

 こうして部屋に戻り、いつものように、ゆる~くローカル放送をつけっぱにしながら過ごす。
 風呂上がりに、当然、ビールを頂きますよね、やはり(笑)。黒ビールを買ったのだが、
「ん?」
という感じ。
 ギネスっぽい味。それならギネスの方が旨いな。ドイツ風の黒ビールを想像していたのでちょっとがっかり。いや、そういう風なものもあったような気がする。前日にえびめしと一緒に飲んだピルスナーは大変美味だったので、最終日に黄ニラそばのあの店で飲もうと二人は決意した。それまでには旅友も復活できますように!


 次回はいよいよ倉敷!