先週は娘も出演したミュージカル公演が東京でありました。
1年間かけてみんなで作り上げてきた舞台。
2日間で4回の公演、全力でがんばりました!
ご来場いただいた皆様からは、
「とても感動しました!」「また来年も絶対見に来ます!」
「涙がボロボロでました。」「本格的でビックリしました」
というご感想をたくさんいただくことができました。
公演終了後は、肩を抱き合って健闘を称えあう子どもたちの姿があり、
声を出して泣く子たちもいて、親の私たちも心揺さぶられました。
これまでのメルマガでもお伝えしてきましたが、
私が子どもにミュージカルを習わせた理由はいくつもあるのですが、
今回は、3つ目の理由についてお話したいと思います。
それは、「母語である日本語を豊かに育てて欲しい」という願いがあったからです。
ミュージカルの練習には、実際の役のセリフや歌を歌う前に、基本の発声練習があります。
「はやくちことば」などを行って、滑舌をよくするトレーニングを毎回行います。
滑舌が良くなると、セリフや感情を正確に伝えることができるので、とても大切な練習です。
滑舌よく、はっきりとした日本語を話せることは、将来どんな仕事に就くとしても、
とても大事だと思います。
また、セリフはよく練られていて、美しい日本語の宝庫です。
ミュージカルを習い事として検討し始めたのはだいぶ前なのですが、
実はその当時は、英語で行うミュージカルも候補に入れていて、
実際に英語で行うミュージカル団体を2つほど見学に行ったことがあります。
でも、最終的には日本語で行う今のミュージカル団体に入ることにしました。
英語で行うミュージカルは、英語を身に付ける点からはメリットがあるようには見えましたが、演じていた子どもたちから発せられる英語は、演じている子どもたち自身がほんとうに理解して発しているのかどうかがとても疑問でした。
また、英語でのミュージカル公演も見ましたが、聞いている客席のほとんどの方が英語が分からないといった感じでした。演者も聞き手も、表面的な理解の上で進んでいる感じがとても気になりました。双方のコミュニケーションが上滑りしていたからです。
もちろん、演劇が英語のレッスンの一部ということで割り切っているならそれでも良いかもしれません。実際に、私が運営している英語教室でも、英語教育の一環として、英語での演劇を積極的に取り入れています。なので、英語での演劇を行うことの価値や効果があるのは認めます。
でも、私は、まずは母語である日本語を豊かに育てたいという思いがあったので、最終的には日本語で行うミュージカルを習い事にすることに決めました。
また、ミュージカルの劇団員は小学生から高校生までが混在しているため、他学年の子たちと会話することによって、日本語の語彙力が増すことも期待できます。
実際に、この1年間、ミュージカルを通して娘の日本語のボキャブラリーが増えていて、とても驚かされます。
英語教育は必須の時代であるのですが、英語を伸ばしたいのなら、まずは、母語である日本語の力をしっかり伸ばすことに注力することが必要だと、私は考えています。
言葉のセンスを、母語でしっかりと育てることが最優先です。
我が家の子どもたちは、赤ちゃん時代から英語絵本を取り入れたおうち英語を
行っていますが、日本語の育成にはそれ以上に注力するようにしています。
その一つとして、ミュージカルを習うという選択をしたというわけです。
生の公演は終わってしまいましたが、動画配信にて全公演が視聴可能です。
8月11日から配信スタートなので、配信チケットをご希望の方は
こちらからお早めにお求めください。
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